管理人の花器:投入れ(竹)

2019年8月5日

※花器カテゴリは、管理人が自分の所有花器を管理するために作成しているものです。(何らかの方法で管理しないと、持っているのを忘れることがあるので)


「竹」といっても、竹製ではありません。竹の絵の付いた投入れ筒です。これは、私が小学生の頃から使っているものです。確か、人生で最初に所有した「投入れ花器」だと思います。

これでも「モダンなもの」を選んで買った

これを、買いに行ったときのことを覚えています。
草月の勉強で、盛花の型が終わり、投入れの型に進むときに、家に投入れ花器が無かったために母に買ってもらったのですが、近所の瀬戸物屋を見て回っても、とてつもなくクラシックな柄が付いたものしか無くて(不思議なことには、無地は一つもありませんでした)、その中で「できる限りモダンなもの」を選んだら、これだったんです。

この絵付けのどこがモダンかと思うでしょうが、ほかはもっと古典だったんです。一輪挿しなら、良いのがいくらもあったんですが、いけばなを生けるための、ある程度の口の大きさと、高さのある花器は、本当に「じい様用」みたいなのばっかりでしたねえ。
母が、
「この娘が生けるんですが」
というと、どの瀬戸物屋さんも
「お嬢ちゃんが使うんですか、うーん」
と困っていましたっけ。

この器は、多分1000円くらいの安い花器だったんだろうと思いますが(もっと安かったかも)、今でもまったく無傷です。私はあまり使うことがなくなりましたが、うちのお弟子さんたちはよく使っており、現役の花器です。

参考までに、口の大きさをごらんに入れましょう。

直径が、大体9㎝くらいです。このくらいの寸法が、初心者さんには生けやすいですね。

花器

Posted by sei