自分が使った花材事典：ギョリュウバイ
なぜだか分からないけど、妙に好きな花ってあるものです。
私には、ギョリュウがそれなんです。
枝つきがどうとかじゃなくて、花がすきなんですよね～。
何が好きなんだか、本人にもあまり分からないんですけど、私はたまに、「中が黒い花」に、異様に惹かれることがあります。たとえば、真ん中が黒いアネモネとか、ちょっと異常的に好きだったりします。
ギョリュウもそれで好きなのかな？と思うんですけど、花が細かすぎて、そんなに「中の黒」が目立つ花でもないので、やっぱり「好きだけど、なぜだか分からない」です。
この記事を書きながら、私はある発見をしました。
非常に恥ずかしいことなんですが、私はギョリュウを、「エリカの系統」だと思い込んでいました。それも、疑いようも無いことと思っていました。
ところが、エリカはツツジ科。ギョリュウはフトモモ科でした！
え……フトモモ科？ 全然違うじゃん。
全然違うじゃん。マジか。
一瞬、うちのお弟子さんに「エリカの仲間だよ」っていう大嘘を言ってないだろうかと心配しましたが、考えたら稽古花に簡単に入ってくるような花でもないので、「嘘の伝授」はしていないはずです。
ギョリュウは、切花よりも、鉢物というか、植木として出回るほうが多いと思います。
昔は、ギョリュウの生垣ってよく見かけたように思うんですけど、最近はあまりありませんね。