自分が使った花材事典:カラマツ
カラマツはさびしかりけり、のカラマツです。
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お稽古でカラマツを使ったのは初めてです。
大型の展示に使ったことがずいぶん前にありました。しかし、レッスン花材として、あーでもないこーでもないと扱ったのは初めてでした。ちょっと、うれしかったです。
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枝が暴れているので、全部を画角におさめるのに苦労します(てゆーか収まってないです)。
扱ってみて、カラマツってこんな感じだったかなあと思いました。すごく枝がやわらかくしなっていて、直立してくれません。枝先の方だけ切ってきたらこうなるのでしょうか?
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木曽だったかに旅行した時に、カラマツ林を通り抜けたことを思い出しました。きりっと立ち上がったまっすぐな幹の列と、空に描かれた梢のシルエットしか思い出せません。こんな柔い枝の線はカラマツ林の記憶の中にはありません。
……若い枝なんでしょうか? それか、こういう種類?
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このカラマツは、実付きが非常に良くて、とても楽しかったです。若くて小さい、緑の実から、開いて乾燥した実まで全部そろっていて、いろいろな表情が見られます。
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枝の根元の方には苔がついていました。
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やっぱりカラマツは特別な花材だな~と思いますねえ。
カラマツの一番松らしい部分、つまり松葉を見てみますと、
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もしゃもしゃしてるな、と感じます。こも「もしゃもしゃ」の印象の正体は、葉の数です。五葉松よりももっと多い、いえ、その何倍も多い「数十枚」です。ミリオグラタスみたいです。
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葉っぱの小さい塊が連続してついている枝に、たまにポイントになるマツカサがついている。可愛げがありながらも、歴史や伝統を感じる美しさがある。絵になる花材ですね。
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