自作ワイヤー花留め
手でワイヤーを丸めただけの花留めです。
自作ワイヤー花留めの作り方
(簡単すぎて作り方も何もないのですが)ワイヤーを、ただ丸めるだけです。ここでは、アルミワイヤーで作っていますが、好みのワイヤーや、その時に必要とする要件を満たすワイヤーを使えば良いです。
↑は、やわらかいアルミワイヤーで作っているので簡単に手で丸められますが、もっとしっかりした固いワイヤーを使いたいなら、ペンチでひねって作ることになります。
でも、簡単にできるところが良いので、手でひねれるワイヤーで十分ではないでしょうか。
ちゃちゃっと丸めて、「大 中 小」の三つの花留めを作りました。
丸く作らねばならない理由は無いので、自分に好きな形に作れば良いです。下は、平べったく作った例です。
自作ワイヤー花留めは、基本的には「簡易的な花留め」である
手で丸めて作れる程度の花留めなので、軽いし柔く、大枝を留めるようなことは基本的にはできません。
何か、よほどセットの仕方を工夫するとか、工具でないと曲げられないような固いワイヤーで作るのでなければ、「軽い花材を数本留めるもの」と思ってください。
つまり、あまり万能な花留めと思って頼れるようなものではありません。
自作ワイヤー花留め……花器にセットする
このようなツールは、使い方に決まりはありません。どんな器にどんな形でセットするのも使用者の自由です。
参考までに花器にセットしてみた画像をいくつか貼ってみます。
花瓶の中にすっぽり入れる使い方は下の項に貼っています→小さい花瓶に入れる つぼ型花瓶に入れる
下の画像は、器から半分出るようにセットした状態。
器からちょっと出てるくらいでもいい。
一つの器に複数入れても使えます。
使用例1……小さな花瓶に小さな花留めを入れる
ごく小さな花瓶(ここで貼っている画像の器は、花瓶ではなくて空き瓶なのですが)に、少数の花を入れて飾りたいときに、器の口が大きいと花が斜めになってしまいます。
ここに、ほんの小さなワイヤー花留めを入れるだけで、直立してくれます。
使用例2……鉢型花器に花留めを入れる
鉢型の花器に、ツールを使わずに花を断たせることは難しいです(いけばななどの技術者には花留めなしでも留められますが)。
下のような花器と花材で生けるときに……
花器に入れてもただただ花が寝てしまいます。
しかし、鉢の中にワイヤー花留めを入れてそこに挿すと……
↑普通に盛花完成。あまり花の丈を高くしてしまうと、花留めごとひっくり返ってしまいますが、花を低く配置すれば大丈夫です。
ガラス越しに見えている花留めも、「それもデザインのうち」になります。
使用例3……ガラスの壷型花瓶に入れる
最後に、少し大き目で、口の大きさに対して花の量が全く足りないという、家庭で一番起こりそうな飾り方で試してみましょう。
何もせずに放り込んだのが、下の画像です。
↑大きく横に広がってしまいます。だらしなくも、みすぼらしくも見えてしまいます。
でも、この花瓶にワイヤー花留めを一個入れたら……
↑簡単に、このくらい立てられます。
花留めに、どんな風に花が挿さっているのか画像を撮ってみました。
↑ごくごく適当です。引っかかれば、それで良いのです。
↑並べてみると、明らかに「使用後」の方がきりっとしています。
使用例4……平べったく作った花留めを鉢型花器に入れる
↑この花留めを鉢型の花器に入れます。
花留めなしで鉢に花を立てようとしてもできるわけがなく……
↑全部器の縁などに寄りかかって倒れてしまいます。
でも、器の中にワイヤー花留めを入れると……
↑簡単に盛花完成。
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