落とし剣山
![](https://hanadaisuki.rose-rose.biz/wp-content/uploads/2021/06/202106254.jpg)
落とし剣山は、落とし花留め、と呼ぶこともあります
落とし剣山とは
落とし剣山とは、落としの中に剣山を仕込んであるものです。
剣山の中では、特にメジャーとも言い難く、流派によってはまったく使わないところもあるので、いけばな経験者でも、名称を知らないこともあります。
落とし剣山は、横から見たら、下の画像のように「容器」としか見えません。
![](https://hanadaisuki.rose-rose.biz/wp-content/uploads/2021/06/202106255.jpg)
↑この容器の中に剣山が仕込まれています。容器と剣山が別々ではなくて、しっかりとくっついています。
落とし剣山には水を入れられるので、それだけで「器」の機能を持っています。たとえば籠の中に落とし剣山を入れると、籠が一瞬にして花器になります。
落とし剣山は、重い!
落とし剣山は、普通の剣山と比べると、ちょっとびっくりするほど重いです。落とし剣山単体で「花器として」使うことがあるからか、軽い落とし剣山というものを、私は見たことがありません(軽いと花器にしたときにひっくり返りやすくなります)。
重いことは、持ち運びには不便ですが、重たい花材を留めるときなどは、とても頼りになります。「剣山ごとひっくり返るのを、何が何でも避けたい」というような場合(たとえば、展覧会とか)には、役立つツールになります。
落とし剣山を買うなら
落とし剣山を買える場所は、華道具屋、花器屋などです。たまに、いけばな流派の展覧会の売店でも売っています。
華道具屋になじみが無い人は、ネットで買うのが一番お手軽です。大きさ、重さをよく確認して買ってください。
![](https://hbb.afl.rakuten.co.jp/hgb/20951c84.c36fda05.20951c85.7175ab94/?me_id=1304062&item_id=10000287&pc=https%3A%2F%2Fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2F%400_mall%2Fkooma%2Fcabinet%2F04689304%2Fimgrc0065302140.jpg%3F_ex%3D240x240&s=240x240&t=pict)
![](https://hbb.afl.rakuten.co.jp/hgb/20951c84.c36fda05.20951c85.7175ab94/?me_id=1304062&item_id=10000283&pc=https%3A%2F%2Fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2F%400_mall%2Fkooma%2Fcabinet%2F04689304%2Fimgrc0065302142.jpg%3F_ex%3D240x240&s=240x240&t=pict)
落とし剣山を使用するときの注意点
落とし剣山の使い方に、特に変わったことは無く、一般的な剣山と同様に花を挿して使いますが、花に与える水が「落とし剣山の、落としの中の水のみ」であるなら、その水の量はとても少ないと考え、と花の量と水の量のバランスを考えて使ってください。また、水切れしていないかどうかの確認も怠らないようにしましょう。
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