鉢押さえ

2020年5月19日

「鉢押さえ」という名称は、一般の方はご存知なものなのでしょうか?
知名度ゼロかもしれないので、一応説明しますと、
「鉢押さえとは、花を運送する段ボール箱の底に仕込んで、鉢やバスケットが箱の中で踊らないように抑える役目を持つ紙のホルダー」
ということになります。

これは、花を発送するなり、箱に入れて持ち歩くなりしない人には不要のツールです。よって、いけばな関係の人はあまり持っていません。必ず「鉢押さえ」を備えているのは、花屋さんか、プリザーブドフラワーを納品するような方です。

私は、「鉢押さえ」を、宅配便で花を送るときや、手持ちで花商品を納品するようなときに使います。
花屋さんは、大抵、花箱とセットになった鉢押さえを調達するので、
「鉢押さえオンリーで持っててどうするの? てゆーか、オンリーで買えるの?」
と感じる人が多いかもしれませんが、実は「鉢押さえ」だけでも買えますし、私は段ボール箱を使わずに、普通の紙袋の底に仕込んで使ったりもします。

私が、結構よく使うパターンに、こういう組み合わせがあります。

↑草月の花器用バッグの底に、鉢押さえを仕込んでいます。私は、これで鉢もの、フラワーアレンジメント、プリザーブドアレンジなど、色々なものを運んでしまいます。
鉢押さえの、放射状に切れ込みが入った部分に、鉢なりバスケットなりを「ザクっ」と差し込めば、それでOKです。

私は、大きさの違う鉢押さえを、常時三種類くらいそろえています。あまり運ぶものと鉢押さえのサイズが違いすぎると、中でモノが固定できないことがあるからです。たまに、サイズはそんなに違わないのに、形や重さのバランスが悪くて、差し込むだけでは固定できないこともあります。そんなときには、必要に応じて切れ込みを大きくしたり、押さえに紐やテープで固定するなどしてしまいます。
滅多に無いですが、いけばな展の生けこみ用の素材を運ぶときに使うこともあります。