花鋏ケース(花屋鋏用)

2020年8月16日

東京堂で、1000円くらいで買ったと思います。20年以上使っていますが、しっかりした皮製で、表面がこすれたりはしているものの、機能的には全く劣化していません。このまま、一生使えるんじゃないかと思っています。

このケースは、花鋏:坂源のハンドクリエーションを収納するのにぴったりなようにできています。
↓こんな感じに収まります。

↓ケースの裏側は、こんな感じです。

この鋏ケース、管理人が花を生けているところを見たことがある人には、お馴染みのアイテムです。私は、この鋏ケースをつけずに花を生けることはまずありません。私は、これをジーパンのヒップポケットにぶら下げて作業します。このホルダーがあると、その辺に鋏を置かなくて済むので、大変便利です。

お稽古場で、机の上でしか花を生けない方には、「鋏を置かなくて済むのが便利」の意味が分からないかもしれませんが、私はガサガサした現場で鋏を使うことが多いので、このケースがないと話しになりません。
たとえば、花展のいけこみ会場とか、出張生けこみ先とか、花屋の裏の異常に作業スペースが狭い場所とか、作業台が無い場所とかで、腰に鋏を付けていないと、

  1. 鋏を見失う
  2. 見失った鋏が元で、流血沙汰になる
  3. 見失った鋏を、ゴミと一緒に捨てられてしまう
  4. 鋏の置き場を探すのに苦労する(うっかり、出張先のテーブルの上に置いたりすると色々と災いの元になる)
  5. 「誰だ、こんなところに鋏を置いたやつはー!」と怒られる
  6. 脚立の上で鋏を使うときに難儀する

などなど、とにかく良いことは一つもありません。私は、家で鋏を保管するときにも、このケースに入れたままにしてぶら下げています。持ち歩くときも、幅を取るので邪魔なんですけど、このケースのままバッグに入れます。

いけばなの稽古に通う人は、大抵、花鋏を何らかのケースに入れるものです。そうしないと、カバンの中に刃物をむき出しで入れることになりますから、ケースを使うのは当然のことです(買ったときの箱に入れたまま、という人がたまにいます)。
しかし、私のこのケースのような、「ホルスタータイプ」は主流ではありません。普通の人は、腰に吊る必要は無いので、ペンケースみたいなもので事足りるのです。もしくは、刃のところだけカバーするタイプのケースで十分なのです。

ホルスタータイプを持っている人は、大きないけこみを経験しているような人です。しかし、草月会館の中や、草月展の会場で、私と同じこの鋏ケースを付けている人は、多分一人もいないと思います。それは、普通はいけばなの先生は、「いけばな鋏用のケース」を使うからです。私のこのケースは、ばっちり「花屋さん鋏用」なのです。
私は、いけばな鋏(花鋏:菊一文字)を持つときも、必ず同時に花屋さん鋏を持ちます。つまり、その場合は二挺拳銃になります。こういう人は、草月の中でも異色らしく、草月会館には、私のことを鋏ケースで覚えている人がいるほどです。

この記事を見て、「腰に付ける鋏ケースは、とても便利なようだから欲しい!」と思われた方がいるかもしれません。そういう方のために、参考までに書いておきますと、私の鋏ケースは、実はこの部分がとても便利に出来ているのです。
↓ ↓ ↓

ケースの裏側の、フックの部分をご覧ください。私はこれを、ジーパンのヒップポケットに引っ掛けます。たまに、ジーパンのウエストのところに引っ掛けていることもあります。しかし、この向きにフックが付いている鋏ケースは、意外に入手が難しいのです。世の主流は、フックが反対向きについているのです。
要は、下の画像のようなフックのつき方なんです。

↑分かります? 引っ掛ける方向が逆なんですよね。これでは、ジーパンのヒップポケットに引っ掛けるのは無理です(引っ掛けられるけど、裏になっちゃいます)。これは、ベルトに引っ掛けることを前提として作られているんだと思います。多くの鋏ケースは、フックがこの向きでついていて、この向きの方が主流なんです。

私は、ベルトなんかほとんどしないので、世の主流のフック付きケースでは使いにくくてしかたありません。よって、今自分が使っている鋏ケースは、結構大事なアイテムです。