フローラルテープ

2019年7月20日2021年3月25日

フローラテープ」と言う人もいます。フラワーアレンジメント（特に、コサージやブーケ）や、プリザーブドフラワーの製作のときには欠かせない道具です。
いけばな道具としては、それほどメジャーではありませんが、持っていると役に立つこともあります。

Contents

1. フローラルテープとは
2. フローラルテープの色
3. フローラルテープの幅
4. フローラルテープはここで買える
- 4.1. ネットで買うなら、こんなところが便利
5. 管理人の、フローラルテープの使い道
6. プロは、フローラルテープを扱うスピードが違う

フローラルテープとは

フローラルテープは、クレープペーパーにワックス加工して、粘着性を持たせたものです。

クレープペーパーなので、少しシワが入っています。そのシワを伸ばすように引っ張ってから使います。
紙テープなので、手でちぎりながら使えます。鋏で切ったほうが良い場合はそうしますが、私はほぼ手でちぎって使います。

フローラルテープは、ワイヤーをかけた上からカバーして隠すためとか、コサージのパーツ、ブーケの茎をまとめるためなど、見えてもいい留めツールに使われます。また、裸ワイヤーにフローラルテープを巻きつけて、巻きワイヤーを作ることもできます。一般的な太さは、12.5mm。一番一般的な色は、黄緑です。

プリザーブドフラワーの製作では、フローラルテープは無いと話にならないほどの重要なツールです。

フローラルテープの色

私は、黄緑のフローラルテープは、いつも切らさずにストックしています。この記事を書いている時点では、家には「黄緑」「ブラウン」「白」「ピンク」の四色がありますが、黄緑以外は必要があるときに買い、無くなったら次に必要になるまでは買いません。

私は、仕事のほとんどは生花の扱いで、しかもテープはそうたびたびは使いません。そのため、上記のように「切らさないのは黄緑だけ」でやっていますが、色々なタイプのプリザを量産するかたは、黄緑・ブラウン・白・モスグリーンくらいの色を常備していると思います。

私のような仕事の仕方だと、「黄緑・ブラウン・白」がそろっていたら、困ることはほとんどありません。
もしも、特に今フローラルテープが必要な状況ではないけど、とりあえず道具としてそろえておきたいと思っている方は、まずは黄緑を買ったらいいと思います。

というように、私自身は限られた色しか使わないのですが、巷には、様々な色のフローラルテープが売っています。
赤・黄・ミントグリーン・オリーブグリーン・黒・パステルオレンジ・赤紫など、紙テープ並みに色がそろっています。
個人的には、個性的な色のテープを見ると、ちょっと欲しくなったりするのですが、冷静に考えると、その色のテープを使う機会など無く、しかも、フローラルテープは、花仕事以外のことに流用できることが無いので、買っても確実に無駄になると思い、今日まで買ったことはありません。

フローラルテープの幅

フローラルテープの幅は、ほとんど12.5mmです。私は、これよりも太いものは見たことがありません。

半分の幅の、約6mm幅というのは持っていたりしますが（下の画像です）、あまり必要性を強く感じる機会はありません。

（↑これは何を作ったときに買ったんだろう……これかもしれない）

6ミリ幅の方が使い勝手が良い、という人はあまりいないと思います。なので、とりあえず一つ買っておこうと思うなら、普通の12.5ミリ幅を選ぶのが良いでしょう。

フローラルテープはここで買える

私の場合は、花の資材屋でフローラルテープを買います。会員登録している東京堂で買うのが、私にとっては一番安く買える方法だからです。
花の資材屋以外だと、手芸店・ハンドクラフト店で扱っているところがあるかもしれません。東急ハンズでは、見かけたことがあります（店舗によっては無いかも）。

また、懇意の花屋があったら、「フローラルテープを買わせてもらえないか」と頼んでみてもいいでしょう。店によっては、資材はお分けできないと言うかもしれませんが、あっさりと１個売りしてくれる店もあると思います。

現在なら、一番手軽に、小口でフローラルテープを買えるのはネットかもしれません。資材屋のオンラインショップにも、大型のショッピングモールにも扱いがあります。

ネットで買うなら、こんなところが便利

管理人の、フローラルテープの使い道

私がフローラルテープを使うのは、

コサージ製作
プリザ製作
ブライダル関連
いけこみのときに、こっそり一箇所くらい留めに使う
とりあえず、道具の中に一つ入れておいて安心したい

というような目的のためです。

今まで、特に変わった目的のために使ったことはありませんが、番線をブラウンのテープで固定したらどうかな、というのは考えたことがあります（実践はしてないです）。

プロは、フローラルテープを扱うスピードが違う

趣味の範囲でフローラルテープを使う人には関係ない話ですが、プリザにしろ生花にしろ、プロを目指している人は、フローラルテープをのんび～りのんび～り使っていてはダメです。
切るのも、伸ばすのも、巻くのも、あれよあれよと言う間にできあがるようでなければなりません。巻きワイヤーなどは、2アクションくらいで作るものです。つまり、「1,2」とカウントしたら、もう出来てないとダメだということです。

プロの世界に入った人は、スピードがほかの人に追いつけないと、なかなかキビシイことになります。お教室の速度では、太刀打ちできないと思いましょう。