流木

2020年5月13日

展示用に買った流木

流木です。全長90cmくらいあります。もう、邪魔で邪魔でしょうがないです。

このくらいの大きさになると、重さも結構なものでして、男の人でも「片手持ち」は無理だと思います。女の私は、当然両手でないと運べません。

この流木は、ある店舗内のいけばな展示に使用したものです。作品の高さが、180cmくらい欲しかったもので、
「180cmを支え得る、土台となる流木を仕入れてくれ」
と花屋さんに注文しました。そしたら、このくらいの大きさにはなってしまいました。

展示が終わった後に、花屋さんに、
「流木は処分する? 処分は無料でするよ」
と言われました。処分するほうが、都内のマンションの一室に住む者としては現実的ですからね。

しかし、この流木は、お金を払って買い取ったものです。流木みたいな大きいものは、リースで、つまり借受で使うこともあるのですが、このボクに関しては買取で、私の所有物になっていました。
そのため、自分の持ち物となった流木をみすみす捨てるのはあまりにもったいないという貧乏人根性に勝てず、私はこのいたずらに大きい物体を家に引き取ってしまいました。

この流木は、なかなか良い格好だったと思います。もっとつまらない形だったら、処分してしまうという決断もあり得たと思います。
ところで、私はこの流木がいくらしたのか知りません。花屋さんには、「生けこみ花材、全部コミコミでいくら」という注文をしているので、このボクだけでいくらかかったのか不明です。(内訳教えて、と言えば教えてくれたと思いますが)

↑違う方向から撮りました。大きさの目安に、広辞苑を置いてみました。困りますよねー、こんな巨大な物体。

大きすぎたら、切断する道もある

↑こういうところが、いい形ですね。もしも、将来的に「もう、巨大なままで使うことは二度とあるまい」と思ったら、こういう良い形のところを生かして、いくつかのパーツに切断してもいいと思います。(追記:この後、実際に3つに切断してしまいました)

こういうものは、「大きさも値段のうち」なのですから、切り刻むのは本当はもったいないのですが、巨大なゆえに使い道が無く、永遠にスタンバイさせるよりは、小さくしてでも使えるものに作り変えた方が役に立つこともあります。
程よい大きさにすれば、稽古場に出してお弟子さんたちに使ってもらうこともできますし、展覧会に出すのにも輸送が楽になったりしますから。

↑流木の、こういう穴のあいてるところっていいですよねえ。中に、なにかをくぐらせることもできるし、空間のままで生かすこともできます。
でも、難しいもので、ボク自体があまりにもドラマチックな形をしていると、それにとらわれて、生け手が何もできなくなることがあるんですよね。良い格好のボクを、うまいこと操縦できるようになれたらいいなと思います。