備前焼花入

2020年4月12日

※花器カテゴリは、管理人が自分の所有花器を管理するために作成しているものです。(何らかの方法で管理しないと、持っているのを忘れることがあるので)


備前に旅行したときに買いました。備前焼を買いに行くのが目的の旅行でした。

備前焼の窯元が一番多いのは、備前市の伊部というところなんですけど、そこを一日中歩き回り、上の画像の花入だけを買いました。ほかにもほしいものはあったのですが、備前は高いので、一つしか買えませんでした。
この花入れは、いくらだったか正確には忘れましたが、一万円~二万円の間だったと思います。

上に貼った画像は、一応、この器の「表」です。このような器に、表も裏も無いのかもしれませんが、灰のかかり方が良いのは、上の画像の側だと思います。
しかし、「裏」でもおかしいわけではなく、どっち側を使っても大丈夫な器ではあります。

↓私が思う「裏」の画像です。

すごくベーシックにしてクラシックな備前の花入です。

器の箱に入っていた案内によれば、作者さんは、大南窯の横山伸一氏だそうです。

特に、この作家さんのを探しに行ったわけではなく、色々見た中で、気に入ったのが、この花入でした。

私は、どういうものを買うのか、あまり細かいことは考えていませんでしたが、5桁のお金を払うことにはなるだろうと予想していたので、「花を生ける者として、財産になるような器を買おう」と思っていました。
結果、この器を買って帰って、高い買い物だったけど、満足しています。このような器は、花なんか生けないで単体で飾れよ、という人もいるかと思いますが、私は花を生ける気満々です。

器の底には、こんな印があります。
↓ ↓ ↓

上に貼った「ご案内書面」の画像に、「陶印」というのが載っていますが、これが横山氏の陶印なのです。なんだか、印刷された陶印とは、ちょちょっと違うようにも見えますが、威勢よく陶印をつけたらこうなったのでしょう。多分。

器の口は、こんな感じです。

何を生けるかによって、扱いやすくも、扱いにくくもなりそう。

恒例の、指で口の大きさチェック。

実用的な大きさだと思います。