大型水盤から水を抜くためのペットボトル製便利グッズ
いけばなの展覧会に出品する方のための、超実践的な水盤水抜きグッズです。
このグッズと、石油ポンプの両方を持っていけば、大型花器の水抜きに大活躍します。
上の画像では、「ここを切り落としたんです」ということをわかりやすくしようと思って、ペットボトルの口の方も一緒に写していますが、口の部分の方は使いません。水汲みに使うのは本体側のみです。
作り方
作り方と言っても、上の画像を見ていただくだけで、すべてわかると思います。
なので、すごく簡単に言いますが、要するに、
「四角いペットボトルを斜め切りにし(斜めではなく、まっすぐに切ってもいい)、その切り口にテープを貼る」
……これだけで作れます。
上にも書きましたが、私は斜め切りにしていますけど、まっすぐに切って角柱型にするだけでもいいです。
切り口にテープを貼るのは、ギザギザの切り口で器や人の手を傷つけないためです。
大事なことは、水盤に対応させるなら、必ず四角いペットボトルで作ること。丸いペットボトルで作ると、深い鉢などに使う分には良いのですが、浅い水盤から水をすくうときに役立ちません。
大型の水盤を使うときに活躍します
使い方も、もはや解説の必要はないと思います。上を切り落として広口になったペットボトルで水をすくう、というだけの道具です。
この道具は、家庭内で花を生けるようなときには、あまり必要はありません(私はたまに水差しに使ったり、一時的な花材用バケツにすることがありますが)。
もっとも活躍する場所は、大型水盤で展示花を生けるようなときです。
大型水盤で花を生けると、作品を撤去するときに、水盤から水を抜く作業が大変なのです。
家の玄関で使うような水盤は、器ごと持ち運んで水を捨てられますが、直径1メートルもあるような丸水盤などは、そのまま持って流しに水を捨てに行くなどということはできません。
そういうときに活躍するのが、石油ポンプや、この記事のような「手作りペットボトルグッズ」です。
切ったペットボトルで、一すくい1リットルくらいの水を器の外に出せば、かなり速やかに水盤を空にできます。
しかも、道具自体は軽く、持ち帰るときには、必要あればつぶしてしまってもいいので、実に気軽に使えます。
私は、常時1個か2個は、このようなペットボトルを道具部屋にスタンバイさせています。
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