自分が使った花材事典:白塗り枝

2023年10月3日

クリスマス用の白塗り枝

クリスマス用の、着色枝ものです。

真っ白なので、黒バックにしてみましたが、下の方が見やすいかもしれません。

このような白塗りの枝は、例年、クリスマス前くらいの時期から出回り始めます。「白塗り枝」というのは、正式名称でもなんでもなく、便宜上の名称みたいなもので、「白木」と呼んだり、「白塗り」と呼んだり、色々です。

白塗り枝のアレンジメント

↑これは、旧本サイトにアップしていたクリスマス花の画像です。白木で、大きく作ったアレンジです。

白い塗料をかけています

白塗り枝は、文字通り、塗料で白塗りしてしまっている木です。
たまに、白く塗るだけでなく、キラキラのラメが付けられているものなどもあります。

白塗り枝があるだけで、クリスマスっぽくなる

いけばな家で、白塗り木が大好きと言う人は、あまりいないように思います。こいつ、ちょっと作り物臭が強すぎるというか、ここまで来るとおもちゃっぽいんですよね。
しかし、クリスマス花を生けることになった場合、この枝の存在は非常に頼りになります。
これさえ入れれば、クリスマスの雰囲気が出ますし、安価ですし、最悪水から離すこともOKです。

画像の枝は、ちゃんと水を飲んでいて、フレッシュな状態です。

しかし、これが枯れてしまったとて、外側が白く塗りたくられていますから、見た目では枯れちゃったかどうかは分かりません。なので、水が下がることを心配しないで使用することができます。

白く塗ったら、何の木でも「白塗り枝」

このような白塗り木には、いろんな木が使われます。もっとも多いのはつつじ系統のように思いますが、柳類や、雪柳など、本当に多様な枝で作られています。