自分が使った花材事典:ニシキギ

2019年12月29日

いけばなの枝物花材としてはメジャーなものですが、意外に好き嫌いが分かれます。

上の画像から、枝がなんかガサガサしているのが分かると思います。
これは、この樹木の大きな特徴なのですが、この「ガサガサ」がキライな人がいるんですね。
ちなみに私は、ニシキギ大好きです。この枝は、とてもよくこちらの言うことをきいてくれるので、「良い奴じゃん」と思っています。「ガサガサ」も、面白い風合いじゃないかと思います。

特徴である、ガサガサに見える部分のアップ。

枝の周りに、コルク質が発生して、それが板状に張り出してくるのが、「ガサガサ」の正体です。
なんでそんなものが発生してくるのか私は知りませんが、多分ちゃんと理由があるのでしょう。

ニシキギは、折り矯めができます。それも、かなり自由に矯められます。
そのうえ、コルク質のおかげで引っ掛かりが良いので、結果的に、言うこと聞いてくれる良いやつになるのですな。

作りこもうと思えば、かなり作りこめますが、ここではさらっと簡単に矯めた画像を出してみましょう。

↓これ、「使用前 その1」。

↓ちょちょっと矯めた「使用後 その1」。ポキポキ折ってます。

↓あるいは、こんな風にわりと素直な枝つきの「使用前 その2」を……

↓「使用後 その2」は、べろ~んと開いてみたりして。

ニシキギというやつは、庭木でもあるんですけど、庭木にはちゃんと葉っぱが付いています。切花になると、この記事の画像のように、枝オンリーになるので、多分葉っぱがあまり水揚げしないんじゃないかと思います。
ということはですね、葉も無く、元から枯れ木みたいな風情のあるニシキギ君は、必ずしも水を飲ませなくても生けられます。水から離すと、そのままカチカチに乾くだけで、見た目はほとんど変わらないです。

なので、「逆さ使い」とかできますね。
下の画像は、使用後その1の上に、使用後その2をさかさまにしてかぶせたものです。

↑ここから、どうにでもしていける気になれますね~。

ニシキギは、元の枝にガサガサ感があるせいで、枝が折り矯めの最中に割れたような場合でも、逆に裂け目を見せちゃえ、というのもアリです。