出張版 花のうつわ館:ドライケイトウの花器

「花のうつわ館」に収録するほどじゃないけど、花器には違いない、というものの画像を、こちらのブログのほうに収めたいと思います。

これ、一応自作花器と言うべきものなのです。いたずらで作ったようなものなんですけどね。

なんですかこりゃ、って感じでしょうかね。
どこが花器なのか分かり難いかもしれませんが、一応花を生けることができる道具です。
ドライケイトウと、番線と、手持ちのマグネットを組み合わせました。

このケイトウの塊、もともとはこちらのいけばな作品のために作ったものです。
ケイトウだけを固めて、その中からフレッシュなカーネーションを一本だけ出すために、ケイトウの中に「落とし」になるものを仕込んでいます。

↓作品から、ケイトウの塊だけ取り出したのがこちら。

これは、「落とし」を芯にして、接着剤でケイトウを貼り合せて作りました。すごく原始的な方法で出来てますが、展覧会中だけ持てばいいという、かなり「その場限り」な思想で作っていますので、まあこの程度のつくりでOKなのです。

↓「落とし」の口のところは、こうなっています。

この「口」の形を見れば、分かる人にはわかると思いますが、芯になっている「落とし」の正体はこれです。
↓ ↓ ↓

これは、生花を輸送するときに、水を持たせておくために付けるホルダーです。花屋的には、「フレッシュホルダー」と呼ばれているものです。デンファレなんかが、こういうホルダー付きで入荷するのですが、水揚げ時にはずしたものを、私は2つ3つ拾っておいて、常備しています。

ケイトウの中に隠れているホルダーに水を入れれば、花を挿せるようになるので、一応「花器」なのです。ただし、入る水の量が少ないので、わりと速やかに水がなくなってしまいますけど。

たとえば、カーネーションを一本生けるとこのように、

おとぼけ不思議系な感じになります。

花器自身が赤い花の塊なので、生けるのはグリーンくらいがいいんじゃない?と思えばこんなものを挿してもいいかも。

なんか、もともとこういうエアプランツのように見えないこともありません。

この器の欠点は、頭が重すぎるとひっくり返ることです。しかし、「浮いてる感」が面白いので、これ以上下の重しやワイヤーを頑丈にすると、ちょっとつまらなくなります。
また、水があまり入らないことも、もちろん欠点ですね。
そして、多分色がすぐに褪せるだろうことも欠点です。

ケイトウのドライの色が、多分あまり持たないだろうと思います。
赤いうちはいいですが、そのうち薄茶みたいな色になってくるはずですので、そうなるとゴミ的物体になってしまいます。
しかし、もともと「その場限り」なうつわですので、刹那的に使って使い捨てても全然OKなのです。

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