自分が使った花材事典:ホトトギス(実)

ホトトギスの実です。

ホトトギスの実は、切花では出回りません。つまり、画像のホトトギスの実は、花屋で買ったものではありません。知人宅のお庭から来たものです。

しかし、私はこいつに商業価値があるんじゃなかろうかと思っています。ホトトギスの実と、シランの実は、なぜ流通しないんじゃろ、と思っております。少なくとも、いけばな花材としては需要があるのでは……。

ホトトギスもシランも、実が付く季節になっても、ちゃんと葉っぱが緑で付いているので、生け易い素材になるように思います。


このホトトギスは、普通のお庭で育ったものなので、葉っぱの一部が茶色くなったり、破れたりしています。
でも、ホトトギスは山野草なので、このくらいの葉っぱの傷みはむしろ「風情」です。
葉っぱ破れてるね、などと言われたら、「フゼイの分からんやつめ」と言ってやりましょう。