自分が使った花材事典:平なす

2019年5月29日

ヒラナスは、赤ナスの親戚なんだろうと思います。それも、相当近い親戚だと思われます。

ヒラナス

ヒラナスの方が、名前のとおり平べったい実が付きます。それ以外は、赤ナスと全然違いが感じられません。

ヒラナス

私は、赤ナスの記事でも書いているのですが、何を隠しましょう「赤ナス嫌い」なのです。そのため、自動的にヒラナスも嫌いです。嫌いなのに稽古に使ったのは、いかにも秋らしい花材だと思ったからでして、まあ、ちょっとした気の迷いですな。

ヒラナスは、どこの花屋にもあるとは言えません。しかし、すごく珍しい花材とも言えません。こまめに花屋をチェックすると、そこそこ出会える、くらいの花材です。
入手しやすいという点では、ヒラナスよりは赤ナスの方が上です。ほぼ同じような品種なのに、なぜ流通量に差があるのか、ちょっと不思議です。

もしも、ドライフラワー好きな人がヒラナスを入手することがあったら、水無しの花瓶に放り込んで、ドライ化してみてもいいと思います。
水から話して放っておくと、一個や二個は黒くなったりするかもしれませんが、ほとんどが、元の色を保ったまま乾燥します。

ただし、乾燥するとシワシワになるので、それをヨシとするかどうかで、ヒラナスドライは人の好みが分かれます。
うちでドライ化したものがこちらなのですが……
ヒラナスのドライ
正直申しまして、私はこのシワシワは好きとは言えません。
しかし、この鮮やかなオレンジは、1年くらい平気で保たれるので、リースやドライアレンジの素材にしたりする人は多いです。
ドライにするなら、枝ごと乾かしておくほうが、後々扱いやすいと思います。