自分が使った花材事典:カンノンチク

2020年1月4日

カンノンチクを生けたのは初めてじゃないかな……。

実を言えば、「棕櫚だ」と思って手に取ったらカンノンチクだったんです。
花材表の、「カンノンチク」という名前を見た後だったら、もしかしたら私は手を伸ばさなかったかもしれません。私は、カンノンチクに「面白い」というイメージを持っていませんでしたから。

なんかね~。カンノンチクというと、一昔前の「引っ越し祝い」「新築祝い」の観葉鉢としか思われないんですよね。
そんな固定観念を持っていたらいかんのですが、それほどにカンノンチクには「決まりきった」印象があるのです。(同じような理由で、胡蝶蘭を好きになれない人ととかもいることでしょう)

↓私の脳内では、圧倒的にこういう感じなのです。

でも、そんなことを言ってサベツしてはいけません。実際に、モノを見て手が出たのだから、私はカンノンチクに面白みを見出せるはずなのです。

カンノンチクは、棕櫚と同じ仲間です。

要するに、「竹」などという名前が付いていますが、ヤシなのです。

このカンノンチクは、パッと大きく広がるタイプの葉なので、すごく大胆に使える葉ものだと思います。

↓こういう、こじんまりしたカンノンチクだと、またちょっと感じが違います。

以前、棕櫚を使ったときに、ドライにしてみたらなかなか面白いモノができたので、このカンノンチクも乾かしてみようと思います。
棕櫚に比べると、葉が薄いので、もっと繊細な感じのドライになると思われます。

【2015.03.17 追記】
ドライにしたものを、本サイトのこちらのページにアップしました→カンノンチク(ドライ)