2023年:ゴーヤの栽培(その3)
前の記事の続きです。
摘芯は必要らしい
一番目の雌花を取り逃がした後、いっこうに二番目が出てこないので、やはり摘芯することにしました。(以前の栽培では、摘芯しなくても数個の雌花がついたのですが、珍しいことだったのかもしれません)
実際に摘芯したのは、8/19でした。そうしたら、8/23には雌花が確認できました。
↑葉に紛れて分かり難いかもしれませんが、赤矢印の先にあるのが雌花です。
摘芯してから、4日目に発見されるなんて、こんなに速やかに出てくるものなら、さっさと摘芯してしまえば良かったです。一か月も何をしていたんだろうか、と思いました。
二番目の雌花
二番目の雌花が咲いた日、私は夕方まで不在でした。帰宅したら、もう花は閉じていて、慌てて開いて人工受粉しました。
次の雌花が付くかどうかわからないと思い、このチャンスに失敗したくなかったので、自然な受粉に任せるのはキケンと判断しました。
上の画像は、まとわりついていた花弁をはがし、受粉を済ませた状態です。めしべの先が、花粉で黄色くなっています。
人工授粉したものの、タイミング的に遅かったかもしれないと思っていました。花弁が閉じた後だったからです。
参考までに、めしべの先の画像を出しておきます。(7月に咲いた花のめしべです)
結実
受粉させて、一日たっても、見た目は緑のままで、変化はありませんでした。今までのウリ科の植物であれば、「成功したようだ」と思うところですが、一番目の雌花が8日ほど元気そうだった末に落ちているので、たった一日で成功・不成功を見極めることはできませんでした。
はっきりと「成功した」と思ったのは、受粉後5日後です。
明らかに、大きくなりました。この日から、徐々に徐々に大きくなります。
曲がった実のようです。このままどんどん曲がって大きくなるのかしら、と、思いきや、
このあたりで、実の成長が止まりました。
小さいプランターに2株の栽培で、9月に入ってからの結実ですから、手のひらサイズの実でも納得です。
極小の実ですが、これは食べようと思ったら食べられるんですかね?……でも、最初から食べるつもりはありませんでした。私は、例の「熟して皮がはじけて、中の赤い種が見えてるゴーヤ」を拝もうと思っていたからです。
やがて、実際に熟してきた色合いになってきたのは、上の画像の4日後、開花から23日後でした。
↑この日から、ものすごくスムーズに黄色化が進みました。
黄色というより、オレンジと言うべきですね。
種を取る
ベロン、と皮がむけました。私が剥いたのではなく、勝手に開きました。
中には、赤い種が入っています。
以前の記事にも書いたと思うのですが、赤いもの自体は種ではなく、赤いものの中に、本当の種があります。
種を取り出しました。
あの小さい実の中に、よくこれだけ種ができたものです。ただし、ちゃんとした種かどうかは分かりません。もしかすると、中はスカスカかもしれないので。持ってみても、あんまし「まともか、そうでないか」がわかりません。ゴーヤの種は、ちゃんと発芽能力のある種でも軽いので、「軽いからダメだろう」という判別ができません。
これにて、ゴーヤの観察記録はおしまいとします。
一応、開花→結実→種取り まで見届けましたので、今年はこれで満足します。
今のところ、「来年もう一回やってみよう」とは思っています。上の画像の種をまいてみて、発芽したらそれを育てます。もし、発芽しなかったら、八百屋から新しくゴーヤを買ってきて食べて(種や苗を買おうという思想は無いです)、残った種をまいて育てます。
私は、「さっさと摘芯して、雌花を早くつけさせれば良かった」というところは後悔していて、もう一回、「素早く摘芯して結実させる」というのをやってみたいのです。
(夏休みの自由研究も、こんな風に「何年にもわたって同じことにチャレンジし、毎年の結果を比較」してみたら、とても科学的な研究になると思います!)
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