自分が使った花材事典:カボチャの花

こちらの記事→2022年版:ハロウィンカボチャを育ててみる(5) に書いた、「摘芯したカボチャ」の「摘み取った方」を、しばらく水に挿して楽しんでいました。
生けたと解釈すれば「花材事典カテゴリ」だし、水栽培したと解釈すれば「ガーデニングカテゴリ」だと思った結果、両方のカテゴリに入れました。

カボチャの蔓の、先の方を切ったものです

カボチャの花というか、蔓の先の方を切ったら、つぼみがついていたので花も咲いた、という格好になったものです。
切ったばかりの様子が、下の画像です。

最初はプリンの空き容器に入れていました。
つぼみは複数ついています。しかも、結構大きいつぼみになっているので、これは当然咲くな、と思いました。

予想どうりに、2~3日後に咲きました。

思いっきし野菜の顔ですけど、大型の花なので、これを生けたらインパクトのある花材にはなりそうなんですが、ガーデニングカテゴリでも書いているように、この花は朝方しか開きません。今まで育てたカボチャの中でも特に閉店時間の早い花で、8時だともう遅いです。6時とか、7時に生けないと間に合いません。

なので、花を本気で生けることはしませんでした。

3週間ほど水栽培しました

このカボチャは、3週間ほど水栽培しました。
水栽培できることは、経験的に知っていました。このブログで何度でも書いていますが、芋とかカボチャみたいなもんは原始の貪欲性がある植物で、どんな格好にしても生き延びて育とうとします。プリン容器の中で、絶対に発根してくるだろうと思っていました。

果たして、発根しました。上の画像は、切って一週間目の画像です。
この状態で土に戻せば、株を増やせるのだと思います。が、増やす気も無いので、水栽培のままもう少し育てることにしました。

「もう少し育てる」とは、どのくらい育てるのかと言いますと、変化が無くなったり、弱ってくる気配が現れたりするまで、というほどの意識でした。つまり、水栽培容器の中で機嫌よくしているように見える間は、どうぞ我が家でごゆっくり、というつもりでした。

2週間くらいは成長しました

カボチャがご機嫌でいてくれたのは、大体2週間くらいの間でした。そのくらいの間は、わずかながら丈が伸びていたのです。その期間に、何度か花材として活用させていただきました。
それが、2週間目に入った頃に、丈の変化がぱったりなくなり、つぼみが黄色から茶色になっていきました。

切ったその日には、下のようにたくさんのつぼみを持っていましたが、

摘芯した日の様子

このつぼみたちは、結局一番大きいものが一つ開いただけでした。
それもそのはずで、栄養剤などは与えずに、ただの水に挿しているだけですので、開花などと言う大きなエネルギーが必要なイベントはそもそも無理なんでしょう。
栄養剤でも与えておけば、咲いてくれたのかもしれません。

最終的なお姿の画像を一枚貼っておきます。

伸びていくうちに、プリンの容器では小さくなったので、途中からチョーヤ梅酒の空き瓶にチェンジしました。
つぼみは、全部茶色くなっているのがわかるかと思います。でも、葉っぱも茎も意外にぴんぴんしています。

とりあえず現状維持はできるけど、これ以上大きくなるのは無理、という感じなんだと思います。
そう思ったので、このあたりで打ち止めにしよう、ということで3週間めに処分しました。

なんらかの方法で栄養を与えれば、結構ちゃんと育つような気もします。来年、やってみてもいいかなと思います。うちでやるなら、たぶん、メネデールかハイポネックスをやることになるでしょう(薬剤の選び方が古典派)。