試験管

2021年7月21日

花器として使うこともあるので花器カテゴリにしようか、道具・資材カテゴリにしようか、ちょっと迷いました。
結局、落としに使うことの方が多いと思ったので、道具・資材に入れました。

これは、文字通り「試験管」です。実験なんかに使うやつです。
試験管風に作った花資材で「ガラスチューブ」または「プラスチックチューブ」というものもあり、現在の私ならそれを買うと思います。理由は、「たぶん、花資材の方が安く買えるから」です。

画像の試験管を買ったのは、私が二十歳そこそこの頃です。そのころには試験管風花資材は、たぶんなかったと思うのです。少なくとも私は、「実験用を買うしかない」と思っていました。そして、実際に買いに行った東急ハンズで、予想よりも非常に安い値段で売っていたので、一掴みくらいの本数を買ってきました。

実験用試験管なので、メーカー名などがすごくフツーに載っています。これがあると、いけばなに使うときには口元を隠さないといけないので、今から思えば使いにくいです。メーカー名などの印刷が無い試験管もあるのだそうで、それを買えばよかったのでしょう。しかし、買ったときには、見えないところに落としとして使う目的だったのであまり深く考えず、「一番安いの」という基準で選んだのではないでしょうか。

長いのと、短かいのがあります。
どちらも、口のところに「フチ」があります。フチの無い試験管もあって、その方が見た目はすっきり見えます。
私は、「フチあり」を選んで買いました。理由は、フチにテグスでもかけて吊るすかもしれないと思ったからです。

上にも書きましたが、試験管は花器としても使います。スタンドに立てたり、吊るしたり、あるいは自立させたりします。

「自立させる」というのは、花雑誌やフラワーアレンジ本などでよく紹介される使い方でして、多数の試験管を束ねて立たせる、という方法です。
どういう構造で立たせるのかを、画像で説明してみましょう。
(してみましょう、と言っても、うちには試験管が7本しかないので、少ない本数で無理やりやることになります。その点あらかじめご了承ください)

試験管を全部ひとまとめにして、輪ゴムをかけ、(私は怖がりなので輪ゴムをかけますが、輪ゴムは無くても大丈夫だと思う人はこの工程はとばしてください)丸底で立たせます。

本数がもっとたくさん(この倍以上がいいです)あると、もっと安定感を持って立たせることができますし、形としても面白くなります。

輪ゴム丸見えだとカッコ悪いので、輪ゴムを隠すようにリボンを巻きます。

この状態で、水を入れて花を挿せる、というものです。

繰り返し言いますが、もっとたくさんの本数でやるものです!
しかしですね……本ではよく見るこの方法ですが、私は実際にこの方法で花を挿している人は見たことが無いです。私の意識の中では、「フラワーアレンジ本でしか行われていない試験管活用法」です。