アレンジバスケット・アレンジベース

2021年7月11日

アレンジバスケットもアレンジベースも、フラワーアレンジメントの器になるものです。
どちらにも多様な種類があり、ここで挙げているものは、どれもごくスタンダードなものです。

アレンジバスケット

以前は(30年ほども前は)、フラワーアレンジメントの器と言えば圧倒的にバスケットが多かったのですが、最近はそうでもなくなりました。でも、今でもフラワーアレンジの器としては王道です。(フラワーアレンジのことを「花籠」というのは、ほとんどがバスケットだった時代の名残なのでしょうか)

「バスケット」と一口に言いますが、材質・色・太さ・編み方・形などにより、見た目の印象は意外に一様ではありません。

↑このような横長のバスケットは、寄せ鉢を作るときに使ったりもします。

内側がビニール張りのものもあります。このビニールを信頼して、ここに直接オアシスをセットすることもできるのでしょうが、ほとんどの人はもう一枚セロハンを敷いてからオアシスを入れているように思います。

アレンジベース 

アレンジベース(鉢)

よくあるタイプのアレンジベースです。鉢型で、水の漏れない素材で、中にセロハンなどを敷かずに、そのまま給水スポンジ(=いわゆるオアシス)をセットできます。(「籠」もよくあるアレンジの器なのですが、籠はセロハンを敷かなければなりません)

ここではたまたま白い器の画像を貼りましたが、色のバリエーションは豊富です。ほぼどんな色もありますが、白・黒・グレイ・グリーンが良く使われるかなあと思います。

この器は、鉢カバーなどではなく、オアシスをセットすることを前提として作られた商品です(実際には鉢カバーにしてもぜんぜんかまわないですが)。

「アレンジベースである」ことは、器の内部の突起の存在が明らかにしてくれます。
この突起は、オアシスに食い込んで、がっちりオアシスを動かないようにつかまえるためのものです。オアシスは、動かないように詰める必要があるので、この突起がとても役立つものです。

アレンジベース(皿)

このアレンジベースの大きさは、オアシスを、ちょうど半分にしたものがぴったり入る大きさです。画像の器は、私は何回も使いまわしています。もう、10年くらい使っちゃっているように思います。1個100円くらいで買っていると思うので、とっくに元を取っています。
花屋では、このような平べったいアレンジベースを「お皿」と呼んだりします。

この器にアレンジを作るときには、器は絶対に見せないように隠します。そのためには、花や葉ものを、ぐっと下げて、器の底面まで隠しつくします。
こう書くと、ちょっと特殊な使い方をするアレンジの器のように思われるかもしれませんが、お店の装飾や、パーティー会場では、ポピュラーな器であり、飾り方です。一番分かりやすく言うと、結婚式の、新郎新婦の席の前方を飾るような花に、この器が使われます。

↓こういうやつに使われています。

↑この花をめくってみると、中にプラスチックのお皿が隠れています。
パーティーの丸テーブルの中央にある丈の低いアレンジとか、芸能人の記者会見の席の前にあるような花にも、この器が使われます。
銀座の高級クラブのピアノの上の花なんかも、このような器に挿しています。まるで、台の上にそのまま花が乗っているように飾るためのベースですので、基本的にはあまり高さのある花は生けません(生けようと思えばできますが)。
そして、上の実際の使用画像を見ていただいたら、「器が見えたら興ざめもはなはだしい」ことが分かってもらえると思います。

器の底には、突起が付いています。

↑この爪がオアシスに差し込まれて、固定する仕組みになっています。

このような「お皿」型のアレンジベースは、「浅くて水が漏らない容器」があれば、結構代用がききます。
たとえば、植木鉢の受け皿が家にあれば、それにオアシスをはめて生けることができます。また、もっともっとチープなことを考えるなら、お菓子の缶の蓋とか、食料品の入っていたプラスチックトレイなどを利用しても、生けられます。
どうせ、絶対に器を見せないで生けるのですから、オアシスがセットできて、水が漏らないものなら何でもOKです。あまりにも水深が浅いと、数日間飾るような場合には向きませんが、2~3時間のパーティーであれば、もう何でもOKみたいなものです。
花屋の納品で、食品トレイで納品することなどありませんけど、素人が個人で作るなら、いろいろなものを使ってしまって良いと思います。