赤ガラス花器

自分が所属していた稽古場の、器整理で頂戴してきたものです。

この器は、本当は複数ありました。私の知る限りでは、少なくとも3つありました。もしかしたら、最初は5個だったのかもしれません。
でも、教室の長い歴史の間に割れたりかけたりして、無傷で残ったのは画像の器一つです。

この器は、私は「好き」とも言いかねるのです。しかし、稽古場の主であった先生の好みが現れていて、それだけを理由にもらってきたようなものです。

画像だと、大ぶりな器に見えるかもしれませんが、実物は手のひらに乗るサイズです。

なんとなく大きく見えるのは、ガラスがとても分厚いからです。

先生恋しさでもらってきたような花器なので、身近でいつも使いたいとは思っています。しかし、こいつは気軽に使うには少々手ごわく、まだ一度も使ったことがありません。

そもそも、これはもとから花器なんだろうか。私には、あまり花器には見えません。
食器なんだろうか?(食器かも、と思うからこそ、↑で「最初は5つだったのでは?」と推測しているのです)でもねー、食器としても、たぶん使いにくそうなんですよ。食器だとしたら、「実用性」よりも「見た目重視」のものとして作られたのだと思います。

中に剣山も置けず、小さいのがたった一つ。口は広がっていて、強烈な色。考えないと生けられない器です。「気軽に放り込める系」じゃないんです。小さいくせに。

せめて二つ三つあったらもっと生けやすいと思うのですが、画像の器がたった一つの生き残りですし、別の花器と合わせるなら、相手を選ばないといけません。
つまり、そこそこ癖があるんです。

今のところ、「どう使うかなー」と思いながら眺めています。