グルーガン&グルー
グルーガン
グルーガンとは、固形接着剤を熱で溶かすための道具です。拳銃みたいな形だから「ガン」なんでしょう。
上の機械に、固形接着剤を挿しこみ(実際に挿しこんであります)、拳銃でいうところの「銃口」から溶けたグルー(=接着剤)が出てくる、というものです。工作好きな人には、結構な人気のあるツールです。人気があるということは、つまりとても便利なのです。
私はそうたびたびはグルーガンを使わないので、使用中画像があまり無いのですが、こちらにリース作成に使ったときの画像があります。
私のグルーガンはダイソー製です。でも100円ではなくて、「ダイソーで200円」というやつです。グルーガンの値段としては、ここが最低ラインでしょう。資材屋やハンドクラフト専門店、ホームセンターなどでは、1000円より上の値段で売っています。
上のラベルの画像で、「7.5㎜用」と書いてあるのは、グルーガンに挿しこむグルーのサイズです。直径7.5は、一般用では一番スタンダードなサイズです。
↑電圧とか、消費電力、最高温度などが書いてあるものは、私は一応取っておきます。が、後からこれを確認しなければならないようなことは、まあ無いです。
グルー
グルーとは、本来は接着剤全般をさす言葉ですが、最近では、ただ「グルー」と言った場合、グルーガン用グルーをさすことが多いんじゃないでしょうか。
グルーガン用のグルーとは、下のようなものです。「グルースティック」とも言います。
グルーガン用のグルーは、接着剤を棒状に固形化したものです。接着するときには、これを熱で溶かし(つまり、グルーガンとは一種の電熱器なのです)、接着したいものどうしをくっつけて、グルーが冷えて固まれば接着完了、となります。
グルーガンの魅力は、「スピード」
私個人の感触では、グルーガンは、「20数年前くらいに、突然メジャーになった」と感じます。テレビか、雑誌かわかりませんが、「工作にはグルーガンが便利」という情報が広まるきっかけがあったのではないでしょうか。(あるいは、学校の工作・美術に導入されたかな?)
どんなきっかけか、今となってはわかりませんが、グルーガンが大衆に認められたのは、やはりグルーガンが非常に便利なツールだからです。ほかの接着用具と比べると、グルーガンは、圧倒的に「スピード」が優れています。
グルーガンのグルーは、普通の温度で放っておいたら固形なのです。一時的に熱を加えて溶かしても、みるみる固形に戻っていきます。そして、固形に戻ったら「接着完了」なので、あっという間にくっつきます。
よく不器用人間(私もそうです)がやってしまう、「接着剤が固まらないうちに触っちゃって台無し」というリスクが極端に少ないです。
スピードだけで言うと、私の手元にある接着剤では、グルーガンが最速です。いわゆる「瞬間接着剤」よりも、ずっと早いのですから。
管理人は、グルーガンは好きじゃないです
持っているし、使うこともあるけど、実を言うと私はグルーガン嫌い派です。
私が不器用なせいもあるかもしれませんが、私にはどうも、あの「溶けたグルーがどんどん出てきちゃう」「それがために、きれいに使うのが難しい」というところが好きになれません。
メーカーさんには申し訳ないですが、あんまし上品な道具に見えないのです。
それでも、必要に迫られれば使います。使って、助かったことだってあります。
けど、今後もおそらく好きにはならないです。
個人の見解:グルーガンは、安いもので十分だと思う
上の項に書いたように、私はグルーガンは嫌いなんです。なので、それほどツールとして重きを置いていません。積極的に頼りにするものじゃない、と考えています(いけばな屋としては、です。工作マニアだったら、別の考えを持ったかも)。
そのため、資材屋や工具屋などでは買おうと思いません。
私は、100均レベルで十分です。もしも壊れたら(いまだに壊れたこと無いですが)、また100均で買います。もともと1年に一回くらいしか使わないので、仮に毎年買い替えたって、「年200円」なのです。
この辺の考えは、何度か使った末に、まったく個人的に思うに至ったことなので、別に人にはすすめません。「2,000円以上の、きちんとしたものを買った方が良い」とする人も、たくさんいることだろうと思います。
個人の見解:グルーは、安すぎると不安
グルーガン自体は、自分には安いほど良いと思っていますが、グルースティックの方は、あまり安いものは不安です。
私にとってはグルースティックを溶かす機械は安物で十分であるが、モノとモノをくっつけているグルー自体は、品質を気にするべき、と思うのです。グルーは、実際に制作物の一部になるわけで、着けたものが展示中にはがれそうになったりするのは困ります。
私は、なんとなくの感覚ですが、スティック1本が20円くらいのものを買います。安くても、1本10円までです。よって、100均のグルーは、買ったことがありません。
グルーガンの使い方
説明するまでもないかと思いますが、一応使い方を説明します。
グルーガンに、グルースティックを挿しこみます。
しっかり挿しこんだら、電源を入れます。すると、「銃口」から溶けたグルーがじわじわと出てきます。
溶け出てくるグルーが出なくなってきたら、トリガーを引いてスティックを前に進めます。スティック一本が無くなってきたら、次のスティックを後から押し込みます。
電源が入っている限り、「銃口」からは、ずっとグルーが流れ続けます。なので、作業に夢中になってグルーガンの電源を入れたまま放置しておくと、「銃口」から流れ出たグルーが水たまりみたいになってしまいます。こまめに電源を切るか、グルーが垂れても大丈夫なように何か敷くとか置くとか、対策が必要です。私がよくやるのは、下の画像のような方法です。
↑切って浅くした紙コップを受け皿にしています。
今まで私の見てきたグルーガンは(人の持っているお高いものも)、すべてこのように「垂れ流し仕様」です。これって、どうにもならないのかしら。
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