忍者のまきびし

2021年2月17日

まきびしは、植物の種である

忍者のまきびし(植物)

これは、ドライ花材などではありません。本気で忍者のまきびしです。伊賀に旅行に行った方が、お土産にくれたものです。多分、土産物屋さんで買ったものだと思います。
↓こんな大きさです。

忍者のまきびし(植物)

忍者のまきびしって、説明の必要もないかもしれませんが、時代劇なんかで忍者が逃げるときに、パッと撒き散らして行くアレです。
時代劇で忍者がまいているのは、大抵「鉄びし」です。鉄で、「トゲトゲの、うっかり踏むと痛いやつ」に作ったものが「鉄びし」で、その原型になったものが、上の画像のまきびしです。

まきびしの材料は「菱の実」

まきびしは、鬼菱の実を乾燥させたものです。触ってみると、カチカチに固く、トゲも結構痛いです。そして、どうやって置いても、必ず上にトゲトゲがきます。

忍者のまきびし(植物)

これを道路に撒き散らしたとしたら、まあ大抵迷惑ですね。最初に「これをまいて、敵を足止めしよう!」と考えた人は、なかなか面白い発想力のある人だと思います。

忍者のまきびしの作り方は?

まきびしは、菱の実を乾燥させたものです。
参考までに、菱の花の画像を貼っておきます。

菱の花

↑この花の後にできるのが、菱の実です。それを、ただ乾燥させただけで作ります。
一瞬、「私も作ってみたい」と思ったのですが、私には菱の実を入手する術がないので諦めました。もしも、いつか入手できることがあれば、試してみたいと思います。

忍者のまきびしは、形が面白い

私は、忍者のまきびしを単なる「面白お土産」として頂戴し、大変気に入ったので、しばらく机の上に置いときました。そして、毎日ながめているうちに、これはもしかして、オブジェ的にも面白いんじゃないかと思うようになりました。

なんだか、使える気がするんですよね。いけばなに。
今は、手元に二つしかないので、これだけで何かするのは難しいですが、もう少し数があれば何かになるような……。
伊賀に行けば、きっと簡単に買えるのでしょうが、このためだけに伊賀に行くのは、さすがにどうかと思います。

そうだ、何でもそろっている楽天市場には売っていないか?と思って、まきびしで検索してみたところ、結構な数がヒットして驚きました。その中に、菱の実がありました!

(ビオトープ)オニビシの実 (鬼菱の実)(1粒) 休眠株

ああ、ちょっと高いな……もう少し安く見つけたら買おうと思います。

いっそ、ゴムのまきびしも面白いかもしれない……

植物素材ではありませんが、楽天市場で買えるまきびしの中には、ゴム製のおもちゃのまきびしがありました。これも、いけばなの異質素材として、ちょっとおもしろいと思ってしまいました。

まきびし(ゴム製) 10個セット

安いので、これは欲しくなったら大量に買うこともできそうです。