自分が使った花材事典:ベルリード

2021年1月11日

ベルリードを初めて使ったのは、去年か一昨年だったと思います。私としては、「最近のお知り合い」です。
初対面のときに、「おお、面白そう!」と思いました。

輸入ものです。葦の仲間だそうで、日本にもありそうななさそうな感じです。
「日本にもありそうななさそうな感じ」というのは、花材としては長所です。
日本にもありそう→和風装花に使える
日本にはなさそう→未知の要素がある
と言うことですから。

上の画像は、5~6本(いけばな花材1ハイ分)の束です。
一本ずつは、それぞれボリュームが違いました。

このベルリードなるもの、画像ではどう見えているんでしょうか。もしや柔らかそうに見えています?
ところが、こいつは固いんです。細い繊細な一本一本が固くてしっかりしています。このまま簡単にカチカチのドライフラワーになりそうだと思ったので、後日実際にドライにしました(こちらにアップしています→ベルリード(ドライ))。

ほそーい線の中に、良いポイントとなっているのが「実」です。実もカチカチでした。
この実が、いくつか開いて中の種が落ちてきました。落ちてきている最中はややうっとうしく思いましたが、開ききってしまうと、その形も面白いと思えました。