荷札

2020年5月11日

文字通りの「荷札」です。荷物に、名前とか、分類とかを書いて、ワイヤーでくくりつけておく、あれです。今となっては、めったに使わないような、古臭いアイテムなのかもしれません。
このアイテムが、大きないけこみやいけばな展のときに、結構役に立ちます。大掛かりな作品を作る人ほど役に立つアイテムです。

生けこみのときに、荷札をどう使うかと言うと、生けこみ経験者なら分かると思いますが、「名前なり、用途なりを書いて、荷物につけておく」という、完全に荷札本来の使い方をします。

たとえば、管理人seiが荷物を複数持って草月展の生けこみに行くとして、水屋に荷物を置くようなときに、「○○番 sei」と荷札に書いてくくりつけるのです。(○○番というのは、席番号です)
また、ぼくを何本か現場で組み立てるようなときに、それぞれのぼくに、「右」「左」「上」などと書いてつけておいて搬入したりもします。

結局、生けこみのときの荷物というものは、不定形で、名前を書きにくく、名札を貼り付けるなりしておいても、混雑した現場では、それが取れて吹っ飛ぶようなことが多いのです。
なので、名前や目的を書きつけるツールの一つとして、荷札がよく採用されます。

つけ方も、ワイヤーをねじり合わせるだけで簡単です。テープ類をカットしたりする手間も無く、低コストで書き損じても惜しくなく使えます。(生けこみの現場では、テープ類と紙類が不足することが非常によくありますので、名札にテープを使いたくない状況が起こったりします)
つけることによって、荷物を破損する恐れもほぼありません。そして、荷物の箱や、包み紙に直接書くよりも、「札が付いている」ことが視覚的に、分かりやすいことも多いのです。

荷札は、大社中の生けこみ、巨大作品の生けこみなどの現場で、運営側が用意するものの中に高確率で入っています。また、草月流本部で、生けこみにかかわる部署には荷札のストックがあります。荷札がどれほど有用な生けこみツールであるかが、これらのことからよくわかります。

私も、何度も生けこみで荷札を使い、便利なものだと分かっているので、常時ストックを持っています。
多分、現在は100均にあるのだろうと思うのですが、100均で探してみたことが無いので分かりません。私が持っているストックは、100均というものが世の中でメジャーになる前に(大昔だ……)、1,000枚入りのものを安く買ったのが、いまだに手元に残っているものです。まだまだ、何年も使い切れないと思われます。