各種アクリル素材

2021年7月5日

アクリル板

↑三色のアクリル板です。黒・白・クリアがあります。茶色に見えているのは、保護シートの色です。シートをはがすと、下のように透明なアクリル板になります。

これらのアクリル板は、実はこのブログにずいぶん前から登場しています。たとえば、こんなところに画像があります→リーススタンド

アクリル板は、ちょっと本気になって加工しようと思えば、一般家庭でも、結構色々な加工ができてしまいます。
切断は、アクリル・カッターがあれば手でできますし、ドリルがあれば一瞬で穴があきます。アクリル用接着剤でくっつけることも簡単です。
また、意外に知られていませんが、上の画像のようなアクリル板は、家庭にあるような熱源で、手軽に形を変えることができます。

上の画像のアクリル板は、30×30cmです。この大きさだと、オーブンにそのまま入れることができます(現在の我が家のオーブンレンジは、サイズ的にギリギリアウトでできないのですが)。オーブンを温めてからスイッチを切り、その余熱が消えないうちにアクリル板を入れ、1分程度置いてから取り出して、手でひねると思うがままに曲げられます。花瓶などを型に当てて形を作ると、水を入れられる器も簡単にできます。

うちみたいに、オーブンに入らない場合は、熱いお湯につけてもいいのです。この場合、お湯は煮えたぎっている必要はありません。むしろ、温度の上げすぎは危険な気がしますので、私は低い温度で試しながらやります。

オーブン方式でも、お湯方式でも、ちょっと冷めてくるとすぐ固まってしまいます。そのときには、もう一度温度を上げると、また簡単に形を作れるようになります。
この作業、なかなか楽しい作業でして、人によってはハマってしまい、夜な夜な何個もアクリル花器を製造してはぐふぐふ笑うような日々を送ることもあり得ます。

現在、私の手もとには白・黒・クリアの三色しかありませんが、アクリル素材屋や工作材料店に行くと、様々な色のアクリル板が売られています。うちにも以前は赤とか水色とか、ハーフミラー仕立てのものがありました。

販売されているアクリル板は、大きさや厚さ、形も様々です。
我が家に今ある「黒」も、厚さ・形の違うものが何種類かあります。一番上に貼った画像の「黒」は正方形で厚さ2ミリ。下の画像の「黒」は、長方形で厚さ5ミリです。

厚さ2ミリと5ミリを比べると、5ミリの方が断然しっかりしていて、重さもかなり違います。正直申しまして、5ミリは2ミリほど軽快に使えず、今のところ加工しないで「地板使用」しています。

アクリルミラー

多分、東急ハンズで買ったと思います。展覧会用か、アクリル素材に興味を持っていた頃か、とにかく「何かアクリルの面白いのをいじってみたかったとき」に買ったものと思われます。

これは、本当はディスプレイ素材とか、立体造形の素材なんだと思います。
ブルーがかったアクリルミラーで、小片を買っているということは、これをちりばめて何かしよう、などと思ったのかもしれません。

これを使用した作品は一度も作ったことは無く、もう10年以上眠らせている素材です。今にして思えば、小片ではなく、少なくとも50㎝角くらいのものを買った方が、いけばな作品には使いやすかったのかなと思います。今後、この素材を使うことは、もしかしたら無いかな‥‥と思います。

でも、ちょっときれいなんですよね。実物を出して見ると、なにかイマジネーションの一つや二つ、湧いてこないものでもないです。
だから、今日まで処分せずに、手元に残しているのでしょう。

アクリルキューブ

アクリル素材のキューブ(=立方体)です。一辺が、2センチあります。確か、東急ハンズで、数百円で買ったと思います。
特に、具体的な目的があって買ったものではなく、素材探しでハンズをうろうろしていて、つい何となく買っちゃった、ということだったと思います。いけばな素材として考えるつもりで入手しましたが、今日までいけばなに使ったことは一度も無いです。

こういう、アクリル素材で助かるのは、経年による劣化が意外に少ないことです。大事に仕舞いこんでいるからかもしれませんが、変色したり、表面の様子が変わることはまずありません。そして、このくらいの厚みがある素材になると、値段の割りに安っぽさが少ないです。
もちろん、クリスタルガラスと並べて置いたりすると分かっちゃうんですけど、アクリルキューブ単体で置いてあると、ガラスだと思い込む素人さんの方が多いです(もっと大きいと、ガラスじゃないことがバレやすくなると思います)。

展覧会場で、このような透明のアクリル素材を使うときには、注意するべきは、物体の質感などよりも、表面に付くほこりです。
これが、びっくりするほどほこりが付くことがあるので、アクリルの透明感を作品の命に据えていた場合、ほこりごときが致命傷になることも有り得ます。

アクリル球

東急ハンズで買った球形のアクリル素材です。ほとんど、上の項の「アクリルキューブ」と同じような動機で買ったものと思われます。値段も、多分同じようなものだと思います。
「いけばなに使い易いかどうか」という観点から言えば、キューブよりも球体の方が上かもしれません。

私は、球体の素材はわりと好きなんですが、真の幾何学的球体は、安易にいけばなに持ち込むと、なにやら作り物臭くなりすぎることがあるので、その点は要注意です。