ビー玉

2020年4月27日

すごく昔に、誰かからもらいました。昔過ぎて、どこからもらってきたのかもうわかりません。多分、友達からじゃなかったかという気がします。
これをもらったときには、私はもういけばなを習っていて、最初からこのビー玉を花道具として扱いました。

青いビー玉

このビー玉は、なんだかメタリックな輝きのある青一色です。昔は、ビー玉というと下の画像のような色と模様が一般的だったように思うのですが……

↑最近は、このようなビー玉は、むしろ少ないようです。最近は、単色のもの、ぼかし模様、ひび割れ入り、すりガラス、マーブル模様など、いろいろなものがあります。

今、突如思い出したのですが、私が小学校のころに、何がきっかけだったのか、すりガラスのビー玉が大流行したことがありました。「大流行」と言っても、私のクラスだけのすごくローカルな「大流行」です。ビー玉というのは、本当は投げて遊ぶような玩具なのだそうですが、そういう遊びにつかうようなことはなく、ただみんな買って持ってる、それをただ学校に持ってくる、という不思議な「大流行」でしたけど。

花道具としての使い方……「彩り」

元来は玩具であるビー玉を、花を生けるときにどう使うのかと言うと、スタンダードなのは「彩り」と「剣山隠し」です。

まずは、「彩り」。

↑白い器の中に、青いポイント出現。

上の画像では、「白の器に、青のビー玉」にしましたが、「青の器に、青のビー玉」でもOKです。ちょっと色味の違う青の共演になります。

花瓶に入れても、もちろんOKです。下の画像は、同型のガラス花瓶の、「ビー玉なし」と「ビー玉入り」です。

黒の器に入れたって、黒に染まって見えなくなることはありません。

ちゃんと、存在感を発揮します。このビー玉は、なんとなくメタルな光り方をするので、黒との愛称はむしろ良いです。
ビー玉はガラスなので、同じガラス素材の器とのなじみが非常に良いですが、この黒い器は陶器です。なので、「ガラスじゃないと合わない」ということではないです。

花道具としての使い方……「剣山隠し」

ここでは画像を出しませんが、ビー玉は剣山隠しに使う人も多いです。
画像を出さない理由は、私は個人的に剣山隠しには使っていないからです。

剣山隠しに使うのは、別に嫌いではないのですが、かなりたくさんの量がないと、隠しきれないのと、剣山からコロンコロンと転がり落ちるのが面倒なのと、剣山に挿した植物の茎と茎の間が狭いとこれまた隠し難いという、三つの理由からです。
でも、人様が、涼しげにかわいく剣山隠しにしているのを見ると、「良いなあ」と思います。

花道具としての使い方……「花留め」

彩り、剣山隠しよりもマイナーな使い方かもしれませんが、私が一番よくする活用法はこれだったりします。
器の中にビー玉を入れ、それを引っかかりにして花留めにします。
器と言っても、深さのあるものに限ります。浅い水盤では、ビー玉を敷き詰めても何も立たせることはできませんから。

実際の画像は、実はすでに上の項にも一部が出ているのですが、こういうことにするわけです。
↓ ↓ ↓

花瓶のど真ん中に、細い茎が立ち上がっています。これは、ビー玉を入れた花瓶の真ん中に、花をザクっと入れただけです。詰まっているビー玉に邪魔されて、花が倒れる余地がありません。

器にビー玉を入れない状態だと、逆に倒れる余地しかないようなことになるので、こうなります。

このビー玉花留めは、高等なテクニックも要らず、手間も「器にビー玉を入れる」だけです。ビー玉を入れてしまえば、子供でもできることなので、素人さんこそ活用するべき小技だと思います。