鉄オブジェ2種

2020年4月28日

赤い鉄オブジェ

オブジェというか、鉄板を加工したいけばな素材なんですけど、「オブジェ」というほか、どう呼んでいいのか分からないので、この呼称で統一させていただきます。

まず、最初に紹介するのは、赤い鉄板を曲げたもの。

どっちが上とか下とか、正面とかいう決まりは無いです。自分が使いたいように使えばOK。

この鉄オブジェは、鉄屋さんに形、色を指定して作ってもらい、後から金箔を貼り付けて加工しいます。(金箔の部分の画像は、後から出します)
私はこの鉄の値段を知らないのですが、私の通っている稽古場の研究会用に大量発注したものなので、そんなに高いものじゃないと聞いています。

このオブジェ、ひねり具合が面白くていいです。日常生活の中にあるものや、ハンズで売っていそうな素材類では代用できない形をしているところがいいんですよね。

しかし、私が「ちょっと使いにくいかも……」と思っているところがありまして、それが、上にも書いた「金箔貼り付け」の部分なんですねー。

せめて片面だけの貼り付けで良かったと思います。
私は、別に金箔は嫌いじゃないんですけど、この貼り付け方だと、お正月とか、何かしら「お祝い要素」のある花でないと難しい演出になっていると思います。あと、金箔が無い面と比べると、すごく「和」な感じがするのも、使い道を狭める要素になるような気がします。
でもまあ、こういうものは使いようであって、「使いにくいと感じるのは、腕が無いからだ」と言われてしまうとぐうの音も出ません……。

↓金箔部分のアップ。なんか、「工芸品」ぽいんですよね……。

「工芸品路線」よりも、もっとクールに生けられる方法を頑張って考えようと思います。

このオブジェには、角の部分の二箇所に小さな穴が開いています。

この穴は、ワイヤーの引っ掛けどころにするなど、作品作りに利用できる穴です。なので、発注のときに、「こういう穴を開けといて」というオーダーをしたのかもしれません。しかし、何となくですが、私は「鉄屋さんの作業の都合で開いてる穴なんじゃないか」と思っています。……根拠は無いです。「何となく」です。

いけばなを、ある程度本格的にやっている方は、こういう鉄板オブジェにいくらでも使い道があることが分かるでしょうが、完全に素人の方は、
「これを、いけばなに? どうやって使うの??」
と思われることもあるかもしれません。

そういう方のために、作例を一点貼っときます。
あらかじめお断りしておきますが、良き作例という意味ではないですからね。その辺よろしくね! 管理人の二十代の頃の、「若い作」です。

赤い水盤の中に立ててみました。
もちろん、もっともっと色々な使い方ができます。

黒い鉄オブジェ

この鉄オブジェは、曲げた鉄板に切れ込みを入れたものです。

これも、どっちが正面とか、どっちが上とかいうことは無いです。自由に使えばそれでOK!

切れ込みの部分に寄ってみると、下のようになっています。

切れ込み部分で、形に変化が出せたり、何か仕掛けをするのに役立ったりします。

このオブジェも、ほかのもので代用できない独特な形を持っているところがいいですね。

このオブジェは、一応自立してくれるんです。

「安定が良い」とは言えませんが、立ってくれると、作る側には何かと便利です。

そして、こちらのオブジェにも、小さな穴が開いています。

この穴が、端と端に開いているので、そこにチェーンでも付けると、このように壁に引っ掛けられるようになります。

上の画像では、手近にあったビニール紐を付けて吊りましたが、もっときれいな、見せても大丈夫な素材を付ければ、「吊り花花器」に変身します。