自分が使った花材事典:黒芽柳

2022年5月13日

赤芽柳とか、銀芽柳とかいうのもありますが、この柳は「黒芽柳」です。

黒芽柳の特徴は、名前のとおりの「黒い芽」です。でも……

枝全体を見ると、ところどころ「赤」を感じる部分があります。黒一色の芽と、赤の混じる芽と、両方あります。

私の経験によれば、この赤い部分は、日がたつにつれて黒くなっていきます。少なくとも、私の見た範囲ではそうなんです。が、「徐々に赤くなる」という人もいます。この二つの説、どっちが正しと思います?
私は、明確に「赤から黒になる」と思っているし’(今まで見たものは確かにそうでした)、それが正しいと信じています。しかし、「黒→赤派」の人も結構な数で存在し、その中には私が「経験豊富な信頼できる人」と思っている人が含まれます。
……どっちなんだ?

私の観察によれば、「入荷するものは、穂の全体が赤か、一部が赤か、全体が黒。そのうちの、赤い部分を含むものは、下の方から黒くなっていき、真っ黒になった頃に下部から花粉をふき始める(穂の先端に赤が残る状態で花粉が出てくることもある)」です。

赤と言っても、沈んだ色の赤ですけどね。

名前からは、この黒い部分が、「葉っぱの出てくる芽」と思われがちなんですが、本当は芽ではなくて、花が出てきます。

「花」と言っても、おしべが穂になって出てくるような花ですので、はなびらが開くような花ではありません。

私は、黒芽の花が、どうも好きになれません。
黄色い花粉の穂が、赤黒い中からびろ~んと出てくるので、黄色と黒赤が交じり合って、ちょっと「気持ち悪い系」なんです。
矯めの効く枝としては、非常によくこちらの意向を汲んでくれる枝なので、その点は嫌いではありません。