自分が使った花材事典:オクラレルカ(花)

2018年9月13日

オクラレルカは、一般的には葉もの花材です。しかし、今回のオクラレルカは花ものです。

葉もののオクラレルカは、すでにアップ済みです→自分が使った花材事典:オクラレルカ 葉ものオクラレルカの記事に、私は、「オクラレルカの花はたまについてくるけど、小さいので、あくまでもメインは葉。花はおまけ程度」と書いています。
葉もののときの記事は、2014年にアップしたものです。その時点では、オクラレルカの花もの入荷なんて、私は見たことも考えたこともありませんでした。

私が、花メインのオクラレルカを見るようになったのは、去年か一昨年くらいからです。誰かが「花メインで出荷できる」と判断したのでしょう。それか、大きな花をつける品種が出回るようになったということなのかもしれません。

どちらにせよ、私は元々オクラレルカの花は好きなので、葉ものでも花ものでも歓迎します。


花だけ見せられたら、私は「アイリス?」と言ってしまうと思います。(アイリスよりも、ちょっと線が細い感じがするんですけど)

でも、葉っぱを見れば、アイリスではないことが分かります。こんな立派な葉っぱです。

このくらいの品だと、こどもの日にハナショウブの代わりに挿しても良いんじゃないでしょうか。

つぼみの様子も、アイリスより余程ハナショウブに近いです。

一本だと、こんな姿です。

私は、こんなに大きいオクラレルカの花を家で生けたのは初めてでした。なので、大きな興味を持って開花を観察していました。
一番注目したのは、「二番つぼみはあるのか? そして咲くのか?」ということでした。

二番つぼみはある、ということを確認したのは、一番最初に開花した花がしぼんで、その花を折り取ったときに、苞の中に二番目が隠れているのを発見したときです。
スタンバイはしているが、開花能力はあるのか、と思ってしばらく待ってみたら……

開花しました!
この花は、一番上に貼った画像の花の、二番花です。一番花と、ほぼ変わらない大きさの花でした。

私は、花オクラを家で6本いけたのですが、そのほとんどが、一本の花に三つの花をつけました。
茎のてっぺんに、一番花、次いで二番花が咲き、脇からもう1つ咲く、という付き方でした。

「脇から」というのは、こういうことです。

脇から咲いたものには、二番花は咲きませんでした。苞の中を見たら、二番目はスタンバイされていませんでした。

(ガラケー画像ですみません)

一番よく咲いてたときの画像を出そうと思ったら、ガラケー画像しかありませんでした。
ガラケー画像だし、いけてなくてバケツに放り込んだときの画像で、まことにもーしわけないです。