松ぼっくり(着色松ぼっくり・巨大松ぼっくり)
うちでストックしている松ぼっくりは、現在のところ、「大」「小」「ゴールド」「紫」があります。
「大」「小」はナチュラルなもの。「ゴールド」「紫」は着色ものです。同じ松ぼっくりではありますが、それぞれに、だいぶ雰囲気や使い道が異なります。
松ぼっくりの使い道
我が家における松ぼっくりの使い道は、大体以下のようになります。
- 生け花用
- フラワーアレンジ
- クリスマスリース
- クリスマスガーランド
- クリスマスツリーのオーナメント
- お正月リース・お正月飾り
要するに、うちでは花関係の何かに使われます。大体、「松ぼっくりを使って、何かを仕立てる」ということになるのですが、下の項にあるような「巨大松ぼっくり」だと、ただ置いとくだけでオブジェ的にも使えるのかなと思います。
着色松ぼっくり
ゴールド松ぼっくり
ドライ花材として仕入れた松ぼっくりです。もともとゴールドに着色してありました。
これは既製品ですが、公園などで拾ってきた松ぼっくりに金のスプレーで着色して作ることもできます。
使い道としては、いけばなにも使えますが、フラワーアレンジ、ドライアレンジ、リースなどの方が使いやすいです。金色の「飾り物感」がそうさせるのだと思います。
上の画像の松ぼっくりには、一個ずつワイヤーが掛けてあります。これは、このまま売っていたのではなく、私が自分で掛けたものです。
多分、クリスマス前くらいの時期に、どうせリースなどに使うだろうと思い、暇なときにワイヤーかけしたんだと思います。
↑こんな感じにかかっています。
我が家には、多分20個以上のゴールド松ぼっくりがあると思います。そして、それらの多くは、何年も前に仕入れて、何度も使いまわししています。松ぼっくりのような、劣化の少ないドライ花材は、手元にある限りはどんどん使い回していいと思います。
金着色の素材だと、やはり一番活躍するのはクリスマス時期です。私はこの松ぼっくりを、ガーランドや、リースによく使います。存在感のある形と、自然素材ならではの味とが、良いポイントになります。
縁だけ着色した松ぼっくり
全体ではなく、縁の部分だけ着色した松ぼっくりもあります。
↑白の着色は、使いやすいです。雪の表現に使ったり、明るさを足すときに使ったりします。
一方、使いにくいな~って色もあります。
縁だけ紫に塗られています。これは、あまり気に入っていません。何ゆえ紫にしたかなあ?と思います。リース講習会用に仕入れたものの中にありました。
結局、好きになれないので、持っているけど使ったことはありません。上から別の色に塗り替えてしまうかもしれません。
巨大松ぼっくり
↑巨大松ぼっくりです。全長28cmほどあります。
普通の松ぼっくりと比べると、こんなことになります。
↓ ↓ ↓
手前にある方の松ぼっくりは、若松の切り花についてきたものなので、やや小さめな松ぼっくりではあるのですが、それを差し引いてもちょっと「衝撃的」な画像です。
しかし、このような巨大松ぼっくりも、最近は雑貨屋、インテリア屋でも見かけるようになりましたので、以前よりは珍しさは薄れました。それでも、未だに「作り物だ」と思い込んでいる人がいるくらいで、その辺の松林で気軽に見られるようなものではありません。
私は、このような巨大松ぼっくりが、いったいどんな松にできるのかを知りません。大王松の松ぼっくりで、20cmくらいのものは見たことがあるので、大王松の類かな?と推測していますが、定かではありません。
このような松ぼっくりの使い道としては、いけばな、フラワーアレンジメント、クリスマスの仕立物、飾り物としてそのまま置く、工作材料にする、などが考えられます。
この巨大松ぼっくりは、いけばなの教室で花材だったものでして……
↑こんなカンジに使いました。
松ぼっくりについた松脂の処理方法
松ぼっくりを触っていて、松脂のベタベタが手につくことがあります。私は、ちょっとやそっとなら我慢してそのまま使ってしまうのですが、あまりにもベタベタがひどい場合には、処理することもあります。
松脂がひどいとは、下のような状態のことです。
白っぽい黄色の松脂が、こびりついているのがわかるかと思います。これが、硬くてカチカチならまだいいのですが、触るとべたっとくっついてくる状態だと、脂がふれたものが何でもベタベタに汚れてしまいます。手についたのを洗うのだって、一苦労です。
上の画像は、松ぼっくりの根元のところの画像ですが、松脂は、根元部分だけにつくものではなく、満遍なく全体についていることもあります。
このような「ちょっと拭けばいい」というレベルではない松脂をきれいにするにはどうするのかというと、ナチュラル系ハンドメイド本や、ネットの情報では、「鍋でゆでて、松脂を溶かしきってしまえ」と書いてあります。もしかすると、それが一番良いのかもしれません。
しかし、私は、「茹でて溶かす作戦」は、やったことがありません。ちょうどよく「捨てようと思っている鍋」があったためしがないことと、茹でた松ぼっくりを再度乾かすときに、カビが出るんじゃないかと気になってしょうがないことが、その理由です。
では私はどうしているのかというと、「電子レンジ作戦」です。
松ぼっくりを、紙袋に入れるか、新聞紙で包むなどして電子レンジに入れ、1分かけては出してチェックし、まだ足りないと思えばもう1分かけてチェックし……という方法で松脂を溶かします。大きいものなら、途中で上下を返します。
このときに、私が注意しているのは、長時間連続でレンジにかけないということです。私は、上限時間は1分にしています。めんどくさいから3分かけちゃえ、ということは、私はしません。
そうする理由は、「松脂は油である」=「加熱しすぎたら発火するんじゃないのか?」と思っているためです。発火しないまでも、レンジから出して紙を開けるときに、なんか危険そうな気がするからです。
これは、私が勝手に心配していることで、本当に発火したりするものかどうかは知りません。専門家に聞いたら、「そんなわけないでしょう」と言われるかもしれません。でも、安全策をとるに越したことはないじゃありませんか。
それに、大型の松ぼっくりでも、1分ごとの加熱を5回くらいも繰り返せば、ほぼ松脂は溶けます。なので、そんなに何回もレンジに入れたり出したりするわけでもありません。このやり方のほうが、私にとっては「茹でる」よりも楽なのです。レンジを何回も覗くよりも、鍋で茹でるほうが良い、という方は「鍋茹で作戦」を取れば良いと思います。
レンジにかけて、松脂が溶けた状態の画像も貼っておきましょう。
下は、レンジから出したての状態です。
↑松かさの先に、テラテラ光っている部分があります。これが、松脂の溶けた跡です。溶けた松脂は、ツルツルピカピカのコーティングのようになって、触っても手には何も付きません。
松脂だらけだった、松ぼっくりの根元の部分も、こんな風に……
↑ピッカピカです。
なぜ、加熱するとベタベタとくっつかなくなるのか、私にはわかりません。でも、結果オーライです。
レンジ処理の場合、もう一つ注意するべきことは、レンジに松脂の香りが残ることです。私は、「ゴードン・ジンの香りだもんね~」などと言ってあまり気にしませんが、繊細なお菓子を作る直前に松脂処理するのなどはお勧めできません。
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