ドライスチールグラス

2020年5月29日

「自分が使った花材事典」で紹介したスチールグラスを、乾かしてドライ化したものです。

フレッシュなスチールグラスは、葉物としては珍しいほどの直線っぷりですが、乾かすと曲線が出てきて、むしろ柔らかそうな見た目になってきます。

しかし、実際に触った感じはもちろん柔らかくなっているわけはなく……

フレッシュなときと同じくらいな硬さです。

スチールグラスは、ほかの植物と比べると、ドライとフレッシュの違いが小さいです。色が、やや枯れ色になり(時間が経つと、どんどん色が褪せていきますが)、触った感じがちょっとカサカサになるだけです。
おかげで、乾かし始めても、いつ完全に乾いたのかよく分かりません。ちなみに、画像のスチール・ドライは、水から離して3週間たったものです。
乾かし方も簡単で、その辺に放置しておけば、勝手に乾きます。カビなどで乾燥に失敗することも、まずありません。

スチールグラスのドライは、いけばなにも、ドライアレンジにも使えます。
きれいな色のまま使いたいなら、直射日光に当たらないようにして、少なくとも一年以内に使い切ったほうが良いです。フレッシュ?と思うような色を保てるのは、最初の半年くらいですね。