管理人の花器:黒プラスチック丸水盤(草月流花器)

2019年7月17日

※花器カテゴリは、管理人が自分の所有花器を管理するために作成しているものです。(何らかの方法で管理しないと、持っているのを忘れることがあるので)


タイトルにあるとおり、上の画像の水盤はプラスチックです。草月には、結構プラスチック花器があります。
画像のような、基本的な丸水盤でプラスチック製のものは、同じ大きさで色違いが何種類かあります。私の記憶によれば、たしか4色です(黒・白・青・赤)。

プラスチック製のメリット・デメリット

いけばな界以外の知人・友人に、「プラスチックの水盤」と言うと、すごく意外な顔をされます。
「そんなもの、プラスチックで作る必要がどこにある? そんな安っぽいもの、いけばなにふさわしいのか?」
と思うみたいです。

しかし、私は慣れてしまったせいか、何も違和感を感じません。
第一、今まで私が家の玄関とか、展覧会で使ったりしても、「プラ丸水盤」を、一目で「これ、プラスチックじゃないかな」と見抜いた素人さんはいません。(「漆器ですか?」と言った人ならば数人います)

見た目さえクリアできれば、プラスチックは軽いですし、落としたときに割れる心配も、瀬戸物よりずっと少ないので、花器を持ち出して使う(出稽古や、展覧会)ときには、結構重宝します。
私は、実際に花展に使ったことがありますし、外部に借りた稽古場に備えている水盤は、半分くらいプラスチック製です。

下は、軽さアピール画像です。

……というように、良いことばかり書きましたが、デメリットもあります。
プラスチック花器は、長く使い込むと最終的にはみすぼらしくなってきます。使えば使うほど、表面につやが無くなり、細かい傷もついてきます。特に、淡い色のものは劣化が顕著で、最終的には薄黒い汚れが染み付いたようになり、「きれいじゃないなあ」の領域に入ってしまいます。
そうなっても捨て時がわからなかったりして、ついついいつまでも「薄汚れプラ花器」を使ってしまったりします。