黒投入花器(草月流花器)

2020年4月21日

※花器カテゴリは、管理人が自分の所有花器を管理するために作成しているものです。(何らかの方法で管理しないと、持っているのを忘れることがあるので)


草月会館の売店で買ったものです。請求書とカタログによれば、定価6170円のものを、会員価格5600円で買ったらしいです。この値段を見て、「高い」と思われたあなたは正しい! 実は、この値段は、この投入一個の値段ではありません。

(草月の方なら、この辺のことは説明しなくても分かると思いますが)この投入は、三ツ組という名前で、同色の花器が三個セットされた商品の中の一つなのです。三個の内訳は、投入+鉢+足つき鉢でした。三つあって6000円くらいなら、まあいいかなあという値段です。黒のほかに、赤・黄・白がありましたが、私は黒のみを買いました。

この花器セットは、「花器を複数使う勉強」の窓口としては、大変に使える組み合わせのセットです。特に、投入と盛花のセットであるところが、使えるポイントです。個々に買い集めた花器を組み合わせて、「投入+盛花」を生けるのは、器同士のテイストなどを、よくよく吟味することが必要ですが、元からセットならば悩むことはありませんからね。

しかし、現在の我が家では、この投入を、セットで使うことはできません。なぜなら、セットだったあと二つは、もう手元に無いからです。
たしか、足無しの鉢は、割れちゃったと記憶しています。そして、足つきの鉢は、あまりにも「すごくいい、欲しい」という方がいたので、さしあげちゃったんです。正直、私はあの足つき鉢は、「‥‥古臭くないかい?」と思っている形でして、あの鉢だけ持って帰った人の気持ちがあまり理解できません……。でもいいや、喜んでたから。

↑口元のアップ。ただただシンプルな投入です。