自分が使った花材事典：ミリオンバンブー
かつて、こちらの記事で、ミリオンバンブーのみの作品画像をアップしています。
私にとっては、好きなのか嫌いなのかビミョーな花材です。
嫌いじゃないし……面白いって言えば面白いし。生まれて初めて見たときには、楽しくてコーフンしたし。
でも、今になって「大好き」と言えないのは、螺旋部分に、人の手の跡が見えすぎるからだと思うんですよねー。
ミリオンバンブーの「螺旋」は……
「螺旋部分」は、切り花ミリオンバンブーの大きな見せ場です。
自然に育てたら、決して現れてこなかった形です。
栽培の現場を見たことはありませんが、螺旋を描くように、線だか枠だかで導いていくんだろうなと、簡単に想像できます。
そのおかげで、面白くはあるけど、どこか大量生産品のような画一化された顔があるんでしょうね。だから、私は「大好き」ではないのだと思います。
そして、グルグルした頭の部分と、足のまっすぐさ加減の差が、あまりにも大きいです。そこを、面白く使うならそれもいいのですが、私は「グルグル」のみを使いたいことが多く、「グルグル部分」だけカットしてしまうことがよくあります。
ミリオンバンブーは簡単に水栽培できる
カットして生けるのはいいんですけど、私はミリオンバンブーを生けた後は、必ず水栽培にするので、足が無いと、そのときに水に挿しにくくなって困ったりします。水栽培するなら、足はカットしないほうが得策ですよ。（ミリオンバンブーの水栽培については、本サイトに単独の記事があります→ミリオンバンブーを水栽培 ）
ミリオンバンブーを花材として使ったあとには、↓のような「きれっぱし」ができるわけですが……
私は、こういう部分も、全部拾い集めて、なんなら人様のゴミまで拾い集めて水栽培にします。
本サイトの記事でも書いているように、ミリオンバンブーの水栽培はたいへん容易です。
↓この茎など、すでに発根が始まっています。
「バンブー」という名ですが、実態はドラセナなので、水栽培が容易なのは当たり前ですね。