自分が使った花材事典:梅(紅梅)

2019年4月29日

花材として入荷する梅は、白梅の方が圧倒的に多いです。私、自分用に紅梅を買ったのははじめてかも。

この梅、私がさんざん矯めてしまった後なので、ちょっと不自然な枝の形になっています。

そして、花付きが悪いですね。もうちょっと花なり、つぼみなり、ついていていただきたいところです。(私がいじくっている間に、花もつぼみも落としてしまったのではありません!)

それでも買ってしまったのは、咲いていた花が可憐だったから。


絵に描いたような梅の花です。

梅は、とてもよく折り矯めが効きます。
本当は、いつものように、「ここまで曲るよ~」という例など出したいのですが、今回の枝は、私が稽古時に、「しだれ梅ですか?」みたいなレベルで曲げてしまったので、再度の曲げに耐えられそうもありません。

曲げた余韻みたいなものが、枝の様子に現れています。

なんとなく、曲線が感じられる枝になっていますよね。
買ったばかりのときは、ただまっすぐに立ち、ゴツゴツとした横枝を出した「キビシめ」な表情の梅でした。

しかし、梅の「キビシめ」な顔も、私はきらいではありません。なので、全然矯めないで生けることもあります。
矯めないとヤバイ感じなのは、梅よりも、むしろ桜です。
桜は、一本や二本を扱うときには、矯めないと愛想が無くてやっていられないことがほとんどです。(20本とか30本も使うような大作になると、ちょっと話しが違ってきます)