自分が使った花材事典:オオデマリ

2019年8月23日

オオデマリは、この時期しか使えないので、見かけると思わず買ってしまいます。

オオデマリ

今回のオオデマリは薄緑色でした。もっと真っ白のものもあります。

オオデマリ

オオデマリを知らない人は、「あじさい?」と思うみたいです。でもまあ、これはしょうがないでしょう。現に似てるのだから。
でも、アジサイと思って持って帰ったら、えらいことになりますよ。オオデマリは、とても水が下がりやすいので、アジサイよりもずっと弱いです。
アジサイだって、水揚げが難しいほうの花なのですが、それよりも輪をかけてオオデマリは弱いです。

こんな魅力的な花が、弱すぎて使いにくいのは本当に残念です。こいつを見るにつけ、「美人薄命」というワードを思い浮かべてしまいます。それゆえに、ますますこの花は儚げでたおやかに見えたりもするので、「水揚げ悪い」も個性のうちなのですが、人に気軽に勧められないことだけは、本当に残念です。

今回、私は稽古場から家まで持って帰るのに1時間以上かかることを考え、「家に帰って手厚く水揚げしても蘇生しない」という可能性が大きいと思いました。つまり、ダメモトで家に連れ帰ったのです。
しかし、渾身の水切りで、ちゃんと復活してくれました。

……いや、「ちゃんと復活」ではないかもしれません。一部の枝には、水が上がりませんでした。下の画像を見ると、それが明らかです。

オオデマリ

画像の、下の方の花が、ペチャっとしているのが分かると思います。この部分は、頑張っても水が揚がりませんでした。
短く切っても、葉っぱを全取りしても、オオデマリくらい弱いとあまり効果はありません。
生き返ってくれた花を、大事に大事に飾りましたが、それも3日くらいの命でした。(お稽古&輸送のリスクに耐えて3日持ったら万々歳です)