自分が使った花材事典：フロックス（ブラインドライオン）
ブラインドライオンの実物を見たのは初めてでした。ガーデニングカタログで見たことがあって、そのためか、切り花で買おうという意識は持っていませんでした。
これがフロックス？ またまた御冗談を……と思ってじっくり眺めると、恐ろしいことにどんどんフロックスに見えてきます（ちなみに当ブログでは白いフロックスを以前にアップしています→フロックス）。
茎と葉は、なるほどフロックスです。しかし、この花は何事であるか。
……なんでこうなった？ これはつぼみなんか？ ここから花が出てくるの？
黒に近いような茶色と、グリーンの混じり合いが面白いです。この茶色の部分は、がくなんでしょう。ということは、やっぱりここから花が出るんだろう、多分主張しない小さい花が出て、あくまでも「がくが売り物です」という品種なんだろう……と思いきや、待っても待っても花は出ません。
ガーデニングカタログを引っ張り出して見たら、がくだけで花弁は無いのだそうです。あのフロックスを、こういう方向に品種改良しようと、よくも思いついたものだと思います。
絵にかいたようなお花がパカパカつくのがフロックスじゃん、花弁無しで売れんの？と思いますが、現に面白さにひかれて買ったやつがここにいますので、ちゃんと商売になる品種なのでしょう。
シックな系統の花束やアレンジにも合いそうです。