自分が使った花材事典:ヘリコニア(レッドカリビア)

ヘリコニアです。年末なので、デカめです。年末だからというより、正月展示用花材だから、デカめです。

何を隠そう、この花を納品する現場から更新しております。あと30分待て、って言われてるので、緑の壁の前で、ただ花と一緒に立って待ってるのが退屈になりまして、スマホをいじり始めたわけです。

こういうトロピカル花材を、正月らしいと思って受け止められる日本の正月花の懐の深さ、すごく良いと思います。

ヘリコニアなので、花の持ちは比較的良いです。特に、ビルのエントランスや、家屋の玄関など、寒いところに使えば、かなりよく持ちます。

↑こんな太い茎です。大きさ・色・形、全部迫力系の花材です。

使いにくいところがあるとすれば、頭が重いことでしょうか。きちんと留めないと、くるっと下を向いてしまったり、剣山に挿すと剣山ごと倒れたりします。
これを本当に本気で留めようと思ったら、私はビス打ちします。家ではそこまでやりませんが、お金貰って店舗に生ける場合とか、花展などの展示花にする場合は、何が何でも留めねばならないので、ビスのお世話になります。
もちろん、ビス無しでも今回は大丈夫だな、と思ったら使いません。
ビス打ちするときに、「ビスはヘリコニアにしか使わない」とわかっていたら、私はわざわざ電動ドライバは使いません。ほかの固い枝だの、流木だのも留めるならともかく、太いけど草であるヘリコニアにビスを打つだけなら、私はラチェットドライバでちゃちゃっとやります。……ラチェットだけ持って来て、ああ電動ドライバも必要だったな、ということも、たまにありますけどね。