自分が使った花材事典:六角柳

2022年5月26日

いかに長かったか、いかにしだれていたか、いかに扱いに困る大きさだったかを表すために、家の鴨居なんかを画像に写し込んでいます。

六角柳は、しだれる柳です。生産者や市場によっては、「しだれ柳」で流通させているところもあると思います。が、「しだれ柳」という品種も独立してあるみたいで、厳密に言うと「しだれ=六角」ではないのだそうです。(参考:しだれ柳はすでにアップした記事があります→枝垂れ柳

ものの本によると、六角柳の「六角」は、六角堂の六角なのだそうです。だとすると、池坊との縁が深いことになりますね。池坊の門弟に皆さんには、思い入れのある花材になるのでしょうか。こちとらは草月流なので、思い入れというものはありませんが、しだれ柳を生けると「うまい人」になった気がするよね、って思います(あまり初心者で手に取る花材ではありません)。

この柳、大きすぎて、うちの中でいけるのは正直困りました。思い切って広げてやったら、キッチンの半分ほどまで柳が侵食し、柳をかいくぐって生活していました。しかし、六角柳の特徴をよく出そうと思えば、あまり短い枝や、細いところが一本だけだったりすると、あんまし面白くありません。いえ、全然面白くありません。

でかすぎて部分画像になってしまいますが、やっぱりこういうところとか……

↑こういうところが欲しいわけです。

てゆーか、家の中で稽古花にすることが間違っているのかもしれません。どこか大きいスペースで生け込みに使えよ、ってことなのかもしれません。