東沢バラ公園(山形県)

2021年8月31日

東沢バラ公園とは

東沢バラ公園は、山形県内で最大のバラ園(2020年現在)。山形県村山市にあり、バラ園だけでなく、ボートに乗れる湖や、野外音楽堂もあり、幅広い年齢層が楽しめる市民公園です。

広い敷地の中に、品種・株数ともたっぷりとあり、バラ好きにとっては見ごたえのあるバラ園です。
環境省の「かおり風景100選」に選ばれています。

三つの湖沼を抱える広大な公園

東沢バラ公園は、広大な面積を持ち、もともと東沢湖畔の場所に作られたものなので、湖あり、沼・池あり、そして山に向かって高台ありの、起伏のある地形の中にあります。
その独自の地形と広さを生かし、ゆったりとして、しかも見どころの多いバラ園になっています。

公園内は、いくつかのゾーンに分かれ、湖のほとりのオールドローズ園、斜面に作られたクラシックガーデン、芝生の上のロイヤルローズガーデンなど、魅力的な背景を持ったバラの姿を見ることができます。

バラ園内は、一般的な見方をしている分には、1時間~1時間半ほどで見て回れます。(バラマニアやバラカメラマンは、一日中でもいられる)

春・秋には「バラまつり」が開かれる

春・秋の、バラの開花する季節には、「バラまつり」が開かれています。

バラ祭りの期間には、

  • バラ苗の販売
  • バラスイーツの販売
  • 各種の園芸ワークショップ
  • 香り関連(アロマなど)ワークショップ
  • フラワーアレンジ関連ワークショップ
  • 音楽会
  • 撮影会
  • コスプレ大会
  • 地産野菜の販売会

などが開かれ、盛況です。

バラまつりには、地元商店・企業が多数協賛していて(どうやら、市の観光課が力を入れているっぽい)、バラまつり期間のサービスが充実しています。内容はその年により異なりますが、例えば、「東沢バラ公園までのタクシー代が割安になる」とか、「バラ公園の入場券を提示すると飲食店で値引きがある」などのサービスがあります。

東沢バラ公園の歴史

東沢バラ公園は、昭和31年に、「東沢公園」として誕生しました。

当初から、バラにこだわった公園作りをしていて、設計したのは鈴木省三氏(有名バラ育種家)。できた当時は、広さ0.16ha、70品種・700株程度の、比較的小さなバラ園でした。

平成5年になってから、園の大規模な拡張整備が始まり、園の広さ、バラの数ともに現在のものになったのが平成14年。品種数は、開園当時の100倍以上となっています。

バラの季節以外には……

広大で自然がたっぷりな園内は、バラの花期でない季節でも、

  • 早春の桜
  • 春の水芭蕉
  • 秋の紅葉

などが楽しめます。

品種数など

東沢バラ公園内には、約750品種、株数約20,000株のバラがあります。(株数が20,000以上あるのは、「巨大バラ園」と言うべき規模です)

アクセス・その他

  • 村山駅より、車で5分(徒歩なら20分)
  • 東根I.Cより、車で15分
  • 山形空港より、車で15分
  • バラシーズンには、無料バスが運行される場合あり
  • 駐車場=無料
  • 入園料→東沢バラ公園入園料
  • 開園時間→季節やイベントにより異なります。問い合わせ先は村山市役所

余計な情報

東沢バラ公園は、山形県内では比較的有名な心霊スポットらしい。ネットで検索してみると、いろいろその手の情報が出てきます。
どうやら……「出る場所」は、バラ園の中ではなく、公園の中でもはずれの方らしいです。