管理人の花器:茶広口花瓶

2021年7月19日

※花器カテゴリは、管理人が自分の所有花器を管理するために作成しているものです。(何らかの方法で管理しないと、持っているのを忘れることがあるので)


知人宅で傘立てに使われていたものです。

傘立てとしては使いにくいということで、持って行ってくれ、と言われて引き取ってきました。
口が広がっているので、傘を入れてもまっすぐに立ってくれない、とのことですが、そりゃそうでしょうという感じです。

もともとは、大型花瓶として作られたものだろうと思います。もしかすると、あまり実用品ではなく、観賞用なのかもしれません。

全体的に、素朴な手作り感にあふれています。しかし、いわゆる「民芸調」ではありません。ジャンルで言うとどこに属するのか、知識の乏しい私にはわかりませんが、民芸調よりも、もっと攻撃的なものを感じます。
いけばなの器として、うまく使えれば面白いものになるでしょう。でも、モノとしてすごいパワーがあって、私では力負けしてしまう可能性が高いです。……もっと上手な人に持ってもらうべき器なのかな……。

↑傘立てに使われていたためと思われますが、小さな欠けがあります。

↑器の底は、こうなっています。
作者が誰なのか、どこにも痕跡が無いのでわかりません。