自分が使った花材事典:バラ(シーアネモネ ピンク)

逢いたかった……。

写真で何度か見たことがあるだけで、ずっと巡り合えなかった、わが憧れの姫君。初めて存在を知ったのは、ちょうど一年くらい前だったと思います。
画像のシーアネモネは、開いている花が1本と、小さなつぼみが一本。全長17センチくらい。でもこれは切れ端を持ち帰ったものなので、本当はもっと長さのある品物でした。

なぜ切れ端しかないのかと言いますと、自分でお金を出して買ったものではないからです。仕事の花材として入ってきて、片付けのときに捨てられそうになっていた切れ端を救助して家に持ち帰ったものです。(これを捨てて帰るとは何たることであろう)

私は、栽培されているシーアネモネを見たことはありません。ありませんが、枝つきを見るにつけ、蔓性か半蔓性なのだと思います。細い枝に、数本のスプレー咲きだったので、そうだろうと思うのです。

生けこみ仕事に使った使い心地としては、簡単な花ではなかったです。枝つきはどちらかというと扱いにくいし、花の主張が大きいし、この花を100%生かし切るのは、なかなか難しいと感じました。
しかし、悩ましささえも僥倖である、と思わせるこの魅力!

特徴は、花弁の形ですね。この形はなんといえば良いのでしょうか。「波状弁」では言い足りないと思います。
個性的な花弁なので、これをバラだとは思わない人もいるでしょうね。

↑つぼみの方は、こんなお姿。たぶん、開かないかなーと思われます。でも、開かせる努力はしてみます。

「シーアネモネ」というのは、イソギンチャクのことなんだそうです。この記事を書くために調べて、初めて知りました。