ワンタッチリボン

2020年7月26日

ワンタッチリボン 作り方、付け方

ラッピング資材の、ワンタッチリボンです。花屋さんだけではなく、ギフトを扱うお店なら、供えているところも多いと思います。
購入するなら、ラッピング用品を扱うお店で買えます。私が見た限りでは、今のところ100均には見当たりません。

ワンタッチリボンの作り方は、「引っ張るだけ」

ワンタッチリボンは、その名のとおり、ヒュっと引っ張るだけで、ワンタッチででリボンの形ができます。

ワンタッチリボンの構造は、下の画像のように4枚重ねになっています。下の画像は、「4本のリボンを持っている」のではありません。「4枚のリボンで、1本のワンタッチリボンができている」のです。

ワンタッチリボン 作り方、付け方

↑これは、一番上の画像のリボンを、開いて写真を撮ったところです。幅広のリボン2枚で、細いリボン2枚を挟んでいるような構造です。
4枚のリボンがバラバラになっているのではなく、4枚で1本に綴じられています。最終的に、リボンの形になったときに、輪っかになるのは外側の太いリボン、結ぶための紐になるのが内側の細いリボンです。

ワンタッチリボンを作るときに引っ張るのは、真ん中の細い方のリボンです。細いリボンを、2本ともつまんで引っ張ります。

ワンタッチリボン 作り方、付け方

引っ張ると、一瞬にして下のようになります。

ワンタッチリボン 作り方、付け方

ワンタッチリボンの付け方

ワンタッチリボンは、付け方も簡単です。

ワンタッチリボンを、引っ張ってリボンの形にすると、リボンのループの後ろに、引っ張ったリボンが2本出ている状態になります。
この「後ろに出ている2本」を、花束なりラッピングした鉢なりに結び付ければOKです。

普通の、手で一つ一つのループを作るリボンだと、花のように作ったループリボンを何かに付けるときに、もう一本別のリボンとかワイヤーが必要になります。ところがワンタッチリボンなら、それ一つだけの力で「リボンの形を作り、それを何かに付ける」ことができます。

また、多くのワンタッチリボンは、「引っ張る2本(=最終的に結びつける用になる2本)」が、カーリーリボンになっています。なので、結び付けた後に、ハサミでしごいてクルクルのカールを作って最後の仕上げをします。

ワンタッチリボンは、スピードが命

ワンタッチリボンの優れているのは、「サッとできる」というスピードです。そして、それがワンタッチリボンを使う唯一のメリットでもあります。悪く言えば、「速く作れること以外に、長所は見当たらない」です。

正直私は、ワンタッチリボンは好きではありません。花屋さんで、このリボンが好きな人はほとんどいないと思います。その最大の理由は、なにやら安っぽいことです。

普通、花屋さんは手で一個ずつリボンのループを作ります。小さいリボンも、大きいリボンも、この方法で地道に作ります。ベテランになると、見ているお客さんがあっけに取られるほど超スピードで作る人もいます。ちなみに、このリボン作り作業には、「うまいヘタ」があって、しかも、それがかなり「先天的なもの?」と思われるような気配を感じます。つまり、新人なのに、リボン作りだけ妙にうまいということが有り得ます。(私は、多分「標準」です)

そうやって、手でループを作ったものと比べると、やはりワンタッチリボンは既製品でお手軽なツールの安っぽさが一目瞭然です。そのため、高級な、たとえば2万円級の花束には、ワンタッチリボンでは格が釣り合わないので使わないことが多いです。

じゃあ、安い花束に使えばいいじゃないかと思うと、実はワンタッチリボンというやつは、安っぽい見かけのくせに、仕入れ単価は安いわけでもないというやつなのです。加工してある分だけ、ちょっとコストがかかるのでしょうね。

では、こいつの出番はいつなのか、ということになりますと、ワンタッチリボンの命はスピードなのですから、花屋さんが、とにもかくにも速さでこなさなければならない仕事をするときに利用することが多いです。具体的に言うと、母の日だとか、発表会用の花束を大量に受注したときなどがそれにあたります。

そういうときのために、ほとんどの花屋さんでは、好きじゃなくてもワンタッチリボンのストックをある程度確保しています。

リボンボウ ワンタッチリボン
青山リボン/バスケットボウ