ケイトウ(ドライ)三種類

2020年6月10日

自家製のケイトウ・ドライが三種類あります。

1.赤・ショートステム

たしか、このケイトウを乾かしたものだったと思います。花首だけ欲しかったので、最初からステムは短くしてしまうつもりで作りました。しかし、乾かし始めのときから、画像のような短い茎にしてしまうと吊るすのに不便なので、まずは10cmくらいの茎にして乾かし、乾きあがってから2~3cmにまで切り詰めました。

このケイトウは、頭の小さいものだったので、乾くのに要した日数は10日くらいです。赤やピンクのケイトウは、ドライに作りたての頃は色がきれいに残ります。
ただし、色は徐々に褪めてしまうので、生に近いほどのきれいな色を楽しめるのは、最初の2~3ヶ月くらいです。

2.赤・ロングステム

上の「ショートステム」と同じケイトウを、長い茎のまま乾かしたものです。

花の部分だけ見ると、「フレッシュじゃないの?」と思えるほど色が残っていますが、茎の色を見れば明らかに枯れていますし、触るとカサカサになっています。

このように、ピーンとまっすぐ乾かすためには、ちゃんと吊るして乾かすのが良いです。
吊るさないで乾かすとどうなるかという例を一本だけ作ってみました。

↑はい、こんなに首が曲がってしまいます。
首を曲げて作る理由があるなら別ですが、そうでなければかっこ悪いだけなので、めんどくさがらずに吊るして作りましょう。

3.ピンク・ロングステム

ピンクのケイトウは、乾かすと色が濃くなって、えんじみたいになります。

以上、三種類のケイトウのドライは、あるいけばな作品を作る目的で作成したものです。(この作品になりました)
また、このようなドライケイトウで私がでっち上げた「ケイトウの落とし」はこちらで紹介しています→ケイトウの落とし