自分が使った花材事典:紅花

2023年6月7日

紅花は、私の好きな花の一つです。

紅花

コロンとした花の形も、強い色も好きです。嵩があるわりに安いところも好きですね……。

紅花って、紅花油の紅花なんですけど、たまに店頭で、
「紅花です」
と言っても無関心だったお客さんが、
「紅花油を作る紅花ですよ」
と言うと、
「へー、どれどれ?」
と、急に興味を持つことがあります。その結果、買って行く人もいるので、「何でも言ってみるものだ」と思ったりします。

紅花は、葉っぱはすぐに黄色くなるので、花メインに考えるのが私は好きです。

一つの花にもっと寄ってみましょう。

一輪に注目して見ると、菊系、タンポポ系の花であることがよく分かります。
また、紅花は、小さいつぼみも咲いてくることが多いので、しつこく飾っておくと、意外に長く楽しめます。

私は咲き始めてきたばかりの、つぼみからちょちょっとオレンジ色が出てきているくらいの花も好きでして、

↑この感じ、愛おしいです。
そして実は、つぼみのままの姿も可愛いと思っています。

紅花をドライフラワーにする

紅花は、ドライフラワーにしやすい花でもあります。私は、ドライを作るのはそんなに好きではないんですけど、例として画像を出すために珍しく作ってみました。

一番一般的なドライの作り方は、このように吊るしておく方法です。

家の中で、風通しの良いところを選んで吊るすといいです。

そのまま一週間たったものがこちら。

葉っぱがチリチリしているほかは、あまりフレッシュな頃と変わらないです。花色が冴えたまま変わらないところがいいですね。

葉っぱも、カールしてるけど、ちゃんと緑でしょ?

紅花のドライって、ものすごく不精に作るなら、「花瓶に挿して飾っておき、そのままドライになるまで放置する」という手抜き方法もあるんですけど、この方法だと、葉っぱが速やかに黄色くなってしまうんです。

下の画像は、左が吊るしてドライにした葉っぱで、右が花瓶に挿したまま放置したものの葉っぱです。

花瓶に挿してたほうは、葉が黄色くなったうえにシミも出ているのが分かるでしょうか。

葉っぱもきれいなままにドライにしたいなら、さっさと吊るしてしまったほうが良いです。黄色くなる前に乾かしちゃえばいいのですからね。