麦(ドライ)

2020年5月15日

自分が使った花材事典に画像をアップした麦を、乾かしてドライ花材にしたものです。
壁に吊るしておくだけで、簡単にできます。画像の麦は、水から離して18日たったものです。

ドライ麦は、ドライ屋さんに既製品も売っていますが、作るのが簡単で、切花単価も安いため、あまりにも大量でない場合なら、私は「自家製」で十分だと思っています。既製品のドライ麦と比べても、遜色ありません。

今回、私は長さのあるドライ麦を作りたかったので、茎の長さは購入時のままにしてあります。
しかし、ドライアレンジや、リースにしようと思っている場合、「穂しかいらない」ということもあります。
茎無しにして、後悔しないと断言できるなら、穂だけ切って乾かすのもアリです。穂だけにしてしまえば、保存の場所をとりません。

茎有りのドライを作る場合、注意しなければならないのが、「茎をダメにするしまい方をしない」ということです。これは、ものすごく多くの人がやる失敗です。
てきとーに、ちゃちゃちゃっと包んで、ほかのドライ花材の上などに放り投げておいたりすると、いつのまにか変な風に倒れて、茎が曲がったまま固定されてしまったりします。「曲がっているほうが都合が良い」という場合もありますが、そうでない場合は、包み方、置き方を考えて、きれいに保存しましょう。展覧会用の花などの構想を練っているときに、
「そうだ、麦のドライがたくさんあったんだ♪」
などと喜んで出してきてみたら、茎が曲がりくねって使い物にならなかった、ということになったりすると、そこそこのがっかり感を味わいます。

↓きれいな茎ができたので、しっかり保管しようと思います。

しっかり保管しても、「穂だけ使って、茎は捨てちゃった」という使い方に着地することはあるのですが、まあそのときはそのときと言うことで……。

今回のドライ麦で気に入ったのは、いつになく穂先がきれいに仕上がったことです。
↓こんな感じです。

まだ緑が残っているので、なおのこときれいに見えます。