自分が使った花材事典:アマランサス

2019年11月6日

昔は「ヒモゲイトウ」って言ってましたよね。

↑花房が、長すぎて引きずってしまいました。

「ヒモゲイトウ」って言うくらいですから、いわゆるケイトウとは近い仲間です。葉っぱも茎もほぼそっくりなので、「ケイトウの、長くて枝垂れてるやつ」という理解で良いと思います。

↓私が曲げたわけではありません。

この曲線は、アマランサスのもともとの線です。

アマランサスの魅力は、やはり「紐」の部分ですね。
花の塊が集まったラインは、柳の枝などが作るラインとは違う、独特の存在感があります。
使う者にとっては、このラインが長ければ長いほど、下垂していればしているほどうれしいです。

↓長いので、ずずっとスクロールしてご覧ください。

長いまま垂れさせるのもいいですが、いけばな家はこういう素材を手にすると、ちょっと何かやりたくなります。

アマランサスの花の線はしなやかですので、くるっと丸めたりできます。

↓一番太いところでも、このくらいは曲がります。

私の手と比べると、かなりの太さであることが分かると思います。
こうやってみると、毛糸の束みたいですね。

↓何かに巻きつける、というのもアリです。

たまたま手近にあったアジサイに巻きつけてみました。

私は、このアマランサスを、使用した後にドライにしました。その記事を、本サイトにアップしています→アマランサス(ドライ)