ガラスぐい呑み:河上恭一郎作

2020年4月1日

※花器カテゴリは、管理人が自分の所有花器を管理するために作成しているものです。(何らかの方法で管理しないと、持っているのを忘れることがあるので)


頂きものです。ガラス作家の、河上恭一郎氏の作です。
いつごろの作品なのか分からないのですが、河上さんがすごく若い頃のものではないかと思います。箱の中に入っている紙に、「保谷硝子 河上恭一郎」と書いてありますので、少なくとも「HOYA」が「保谷硝子」であった頃の作品ということになります。
この器は、私の所有する器の中では、数少ない「作家もののガラス器」です。

ぐい呑みですから、手のひらサイズの大きさです。
大体が、ぐい呑みというものは、手になじむことがとっても重要だと私は思います。この器は、きれいなクリスタルガラスだということはもちろん、つい手に取りたくなるような丸みと、存在感のある底の厚さが、とても好ましいと思います。

手になじむということを、作家さんの側も意識している証明が、箱に現れています。
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「たなごころ」と書いてあります。手のひらありきで生まれた器なんですね。
手のひらから離して花を生けたら、器はさびしいのかしら。